豊かな人生を送るための『考え方のコツ』

書評

一日の中で、どのくらい考える時間を
確保していますか?

私は1時間づつ2回、その時間を確保
するようにしています。

それは、本書『考えるコツ』を読んで
「なるほど」と得心とくしんしたからです。

経緯の詳細は、後ほどお話します。

私が「考える」ということを意識し、
日々実践しているのには、3つの理由
があります。

問題解決、価値創造、そして、その過程
で疲れた心を癒すためです。

そのための手段の1つが読書です。
私淑ししゅくし、興味が強くなれば親炙しんしゃです。

この1日に1時間づつ、2回考える時間を
確保する習慣は、先ほど申しましたように
本書から影響を受けたからです。

考えることから、多くのことが生まれ、
考えることから、人生をより豊かに送る
ことができるように思います。

そして、きっとそこには、考えるコツが
あると思います。

本書を読み進める中で、自分にあった
考えるコツを創り出すことができると
思うのです。

今まで知らなかった多くの「気付き」が
きっと待っていることと思います。

では、一緒に読み進めて参りましょう!

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豊かな人生を送るための素敵な気づきの言葉

人の心に静かに染み渡るもの。
本当に長い間、抱きしめていられるもの。

こうした幸せを提供できるかどうかを
考えることが、自分自身の仕事の成長
に繋がる。

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イメージ通りの考えに至らないと感じている方へ

・期待する考えに至らない
・これだと言える良い考え方がわからない
・落ち着いて考えることができない

考えなければならない状況というものは
人によって異なると思います。

しかし、多くは、なにがしかの問題解決と
まだ見ぬ期待する未来の姿に関することで
はないかと思います。

本書は、考えるための環境作りから始め、
思考術、想像術、コミュニケーション術、
時間管理術、最後にグローバル術について
教えてくれます。

心を素直に整えて本書に臨めば、期待以上
の成果を得られることと思います。

豊かな人生を送るための「考えるコツ」を
習得できることと。

私は、多くの気付きを得ました。
自信をもって本書をお勧めしたいと
思います。

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自分を高めるためにぜひ知って欲しい著者の考え方

ゼロから何かを生み出す。
何かに頼ることなく自分だけのオリジナル
を「形あるもの、目に見えるもの」にする

こうした発明ともいえるものは、
その人のまごうかたなき自信となります。

『考え方のコツ』(松浦弥太郎)は著者の
こうした確信に満ちた言葉で始まります。

こうした説得力のある言葉は、多くの経験
から生まれているのだと思います。

私が感銘した著者の考えを紹介します。
ぜひ、素直な心で受け止めてみて下さい。

今自分が持っている考え方と比較を
してみて下さい。

そして、「いいなぁ」と思えたことは、
直ぐに実践してみて欲しいのです。

私は、そうした行為によって、多くを学び
成長できたように思います。

共有させて頂きたいと思います。

【引用5選】

❶思考とは、ながら作業でなんとなくでき
ることではない。

積極的に「考える時間」を確保し、落ち着
ける「考える為の環境」を整え、然るべき
「考える手順」を踏まなければ、アイデア
を生み出すことはできない。

一日二回、思考の時間をスケジュールに
組み込む。思考は一時間で切る。

午前中の一時間は、あらゆることを自分の
頭の中で整理して、アイデアを出すための
「思考の時間」。

午後のもう一時間は、午前中に積み残した
考えのうち、必要なことをさらに考えるた
めの時間。検証の為の時間とする。

❷諦めないとは、自分を信用すること。

良い問いは、良い答えにまさる。

「なぜ、なに、何だろう」、と、
もっといいアイデアがあるはずだ
と信じて考え続ける。

ぎりぎりまで諦めないで考えていると、
答えはきちんと出るもの。

最後の最後まで考え続けると、仕事の
質は変わってくる。

❸一考二案を基本とする。

アイデアを二つ考える癖をつけると、
思考が偏らずにすむ。

二つアイデアが出てきたら、どちらかを
選択するのではなく、両案から別の新し
い案を考える。(著者のアイデア術)

アイデアは、思考の壁に突き当たった時
からがスタート。

これこそ、本当の「考える」ということ。

そのアイデアが本当に人を幸せにするか
どうか。この指針に常に寄り添いながら
考え抜くことが、思考の壁を越える唯一
の方法といえる。

❹「思考」は自分一人の世界で行うもの。

仕事は社会の中での営み。自分と社会を繋
げる橋渡しとなるもの、それが「想像力」

新しいアイデアがどうなるか、その答えは
常に「知らないこと」の中にある。知らな
いのであれば、想像するしか道はない。

❺人を幸せにすれば、その仕事は儲かる。

人は何かに喜んだとき、お金を払う。

嬉しい、楽しい、面白い、おいしい、
わくわくする。

喜びを感じ、幸せに繋がると思うことに
人は価値を見いだし、その価値に対して
お金を払う。

これこそが、利益を生むこと。

「この仕事で利益が上がるか」と考える
ことと、「この仕事は人を幸せにするか」
と考えることは繋がっている。

ここまでの著者の思考術、想像術、
いかがでしたでしょうか?


原理原則に基づいた信頼できる考え方だと
私は感じています。

上記の5つは、私が特に重要と感じた内容
です。

ぜひ、ご自身で本書をご覧になってご自身
にあった著者の考え方を発掘してみて頂け
ればと思います。

なぜ、私が本書を手にしたのか、そして、
著者の思考についてどう感じ、どう考え、
行動したのか。

この後で、お話してみたいと思います。

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「考え方のコツ」から得た私の考えと行動

私には、長きに渡って考え続けている
テーマが、二つあります。

それは、「問題解決」と「価値創造」。

前者は、問題解決の思考術の著者で
ある飯久保廣嗣氏に教えを受けました。

「合理的思考」を身に付けることで、
そう時間をかけずに解決に向けたシナリ
オを描けるようになりました。

しかし、後者についてはどう対処すれば
良いのかわからず、苦慮していました。

そうした日々を過ごす中、朝刊で本書の
紹介記事を見つけました。

「想像術」という言葉に惹かれました。

早速アマゾンで購入し、一気に読み切る
ことになりました。

本書で一番影響を受けたことは、考える
時間と場所を確保することです。

なにかをしながらでは、新しい発想、
創造はできないのだということを理解
できたのは、大きな収穫でした。

今は、朝の早い時間帯で1時間と午後の
1時間、ノートとペンを持って思考の時
を過ごしています。

実際に取り組んでみて気付きました。
手書きが良いのです。ぜひ、あなたも!

アナログ集客とライブセミナーで研修を
受注する仕組みから、新しくWebによる
育客とWeb研修に仕事の仕方を変える。

これが私の直近のミッションです。
Webでも多くのコンサル等がその手法
を提案していますが、やはり自分で考え
創り出すしかないのです。

なぜなら、業務の特色は様々であるから

紹介事例を真似するだけでは、決して
成功はできないからです。

まだ開発半ばで検証中ですが、本書で
学んだことを参考にしながら、基本的
な仕組みを構築する段階まできました。

静かに一人で考える環境を作り、それを
毎日の習慣とすることが、とても大事な
ことであると実感しています。

「思考」は一人で、「想像」は社会と繋
がるために、人との関わりの中でに行う
もの。

この考え方は、全くそのとおりです。
スタイルは異なりますが、これまで自分
が行ってきた仕事の進め方がそうでした
ので、よく理解できます。

本書「考え方のコツ」には、他にも
著者の実体験から紹介されている
思考術、想像術が掲載されています。

素直な気持ちで、ゆっくりと読み進めて
みて頂きたいと思います。

思考作業において、多くの学びがあると
思います。

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まとめ(想像することでアイデアが社会に活かされる)

今回は、『考え方のコツ』(松浦弥太郎)についてお伝えしました。

本書で強く心に残った言葉が3つあります。

❶思いつきのその先にあるものは何かを
考え行動に移していく。

❷思考の果てに生み出したアイデアは、
自分だけの発明である。

❸新しいアイデアがどうなるか、その答え
は常に「知らないこと」の中にある。
知らないのであれば、想像するしかない。

早朝、白いノートを前にして思考を開始。
とても、楽しいのです。

今抱えている難課題の解決方法を考える。
まだ気付いていない将来の課題を探る、
あるいは、まだ見ぬ素敵な未来を探る。

思考するだけではだめで、誰と、どう、
実現するかを考える。それは、過去に
事例がないのであるから、想像する。

この「思考」と「想像」により、
「価値創造」を実現できる。

こうして、私の長年のテーマの2つ目
「価値創造」に対する向かい方を学ぶ
ことができたのです。

「想像」の意味を学ぶことで、社会との
関わりを深めることができるのです。

ぜひ、本書で語られている「思考」と
「想像」の定義と実践方法を習得して
頂ければと思います。

仕事の幅と人脈が広がり、心が広がり、
豊かな人生を送るための資産が増える
ことを願っています。

ボアソルチ

株式会社CSI総合研究所
 
代表取締役 大高英則

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