比較言語学が説き明かす『日本の始まりはシュメール』
書評
新しい自分『人生が変わる最高の教科書論語』
博く文を学びて、これを約するに礼を以てせば、亦以て畔かざるべきか。これは、本書『人生が変わる最高の教科書論語』(小宮一慶)で紹介されている論語の一節です。素直に得心の行く一節です。慎み深さをもって学ぶことが肝要であると理解をしています。
千思万考の友『方丈記』鴨長明
行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。これは、本書『方丈記』(鴨長明)の書き出しの1行です。多くの日本人が暗唱した経験をお持ちのことと思います。私も幾度となく、この響きに心を惹かれて口ずさんだ経験があります。「無常の真理」を想う時期があると思います。
驚きの新説『最新科学の常識がわかる本』
『あなたが信じていた常識は、間違っていた!?この一冊で現代科学がよくわかる!』これは本書『最新科学の常識がわかる本』の表紙に記されている言葉です。実に、ショッキングな記述です。これまで「真実」だと思っていたことが現代科学のちからで覆されていく。
文学的美質の開花『雪国』川端康成
『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』これは、本書『雪国』(川端康成)に記されている大変有名な書き出しです。多くの人の記憶に残っていると思います。しかし、その後にどのような言葉が綴られていたか、口に出せる人は少ないのではないでしょうか?
垂涎の一冊『人間というもの』司馬遼太郎
『人生流転。生死はもと一つで、単に形を変えたものにすぎない。』これは、本書『人間というもの』(司馬遼太郎)に記されている言葉です。そう思えば、前に歩いていける。実に、「深みを感じる」言葉です。辛いときに、「心が救われる」言葉です。
人が死を感じるとき『天命(五木寛之)』
『ひょっとしたら死ぬかもしれないと思ったことが、私には何度かありました。』これは、本書『天命』(五木寛之)に記されている著者の言葉です。『死をどう受け入れ、どう乗り越えなければならないかという問題は、私の人生のなかで最終的な問題と言ってもよいものでした。』
VIVAって知った櫻井家と不思議な魅力を放つ俳優『文・堺雅人』
『堺雅人は鞄に原稿を書くための道具を入れて、持ち歩いている。』俳優堺雅人を表わす姿の一つであるように感じます。この本を手にしたのは、今話題のドラマ「VIVANT」の主人公を演じる俳優堺雅人の圧倒的な存在感に惹かれたからです。
不易流行論『芭蕉入門』
不易の理を失わずして、流行の変にわたる。これは、本書『芭蕉入門』(井本農一)の「不易流行論」の章に記された蕉門十哲の一人北枝による「山中問答」にある言葉です。実に、意味深い言葉に感じます。私は、この「不易流行」という言葉がとても好きです。
偉大なる発見『物理のすべてがわかる本』
『素粒子からブラックホールまで、物理がわかれば、世界が変わる!』これは、本書『物理のすべてがわかる本』(科学雑学研究倶楽部)の表紙に記されている言葉です。実に、興味をひく言葉です。宇宙が誕生したのは138億年前。ビッグバンのさらに前のインフレーションとは?
独自の史観『世界史』ウィリアム・マクニール
『冷たい過去の史実から、生きた人間のすがたをまざまざと実感させる』これは、本書『世界史』(ウィリアム・H・マクニール)(訳者増田義郎)で紹介されている訳者から見た著者に対するイメージです。既に過ぎ去り固定化した過去の空間を呼び起こす壮絶な離れ業に思えます。