書評

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人間の悲劇的条件『柄谷行人講演集成「言葉と悲劇」』

『悲劇は死ぬのです』これは、本書『言葉と悲劇』(柄谷行人)で紹介されている言葉です。実に、「難解な言葉」です。この言葉が意味するところの真意を知りたく、本書を辿り始めたというのが本音です。柄谷行人という文芸批評家・思想家、私の中では全く知りえぬ人でした。
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エキサイトエッセイ『陰翳礼賛・文章読本』

『華を去りて実に就く』これは、本書『陰翳礼賛・文章読本』(谷崎潤一郎に記されている著者の言葉です。実に明確、かつ印象深い言葉です。本書を読み進める中で、この表現に出会いました。私は、小説家ではありませんが、仕事の関係上、日々「書くこと」を生業としています。
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ゆっくり考える『道元禅の言葉』

道元は、人生の見方を少し変えるだけで自分にとって本当に大事なものがいったい何であるかに気づくことができると教えてくれる。これは、本書『道元禅の言葉』境野勝悟に記されている著者の有名な言葉です。自分を見つめ直す良いきっかけになる言葉だと感じています。
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新しい人間観の提唱『人間を考える』

『雨がふれば人はなにげなく傘をひらく。この自然な心、素直な心のなかに、真実をつかむ偉大な力がある。』これは、本書『人間を考える』(松下幸之助)に記されている著者の有名な言葉です。いつも心に留めておきたい言葉のひとつです。本書に出会い貴重な言葉を知りました。
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人間の運命を映す『ヘルマン・ヘッセ雲』

『この広い世界に、この私以上に雲のことを知り、雲を愛している男ものがいたなら、私に教えてほしい。』これは、本書『雲』(ヘルマン・ヘッセ)の「訳者あとがき」で紹介されている言葉です。ヘッセの長編小説「ペーター・カーメンチント」の冒頭で記されています。
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生き抜く知恵とは『論語がよくわかる』

『子曰く、異端を攻むるは斯れ害のみ』これは、本書『孔子が説いた現代社会に役立つ知恵「論語がよくわかる」』(石田琢智監修)の「第1章(学ぶということ)」に記された言葉です。著者は、「学問に王道なし」と明確に記しています。心にしっかりと留めておきたい言葉です。
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確かな指針方針『論語と算盤』

『士魂商才』これは、本書『論語と算盤』(渋沢栄一)(守屋淳訳)の「第1章の処世と信条」に記された言葉です。実に明瞭で意味深く、深く心に残る言葉といえます。『人の世の中で自立していくためには武士のような精神が必要であることはいうまでもない。』
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強靭な不撓不屈の精神『代表的日本人』

『我々が後世に遺せるものは、金でも事業でも思想でもなく高尚なる生涯である。』これは、本書「代表的日本人」の著者内村鑑三が語った言葉です。私は、遺せるものは「遺物」ではなく「生涯」であるとする著者この言葉が示す深い意味合いに強く惹かれました。
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自分の生き方を貫く『続大人のための偉人伝』

『断固として自分の生き方を貫いた人たちばかりである。』これは、本書「続大人のための偉人伝」(木原武一)の表紙に記されている言葉です。9人に対して著者が共通して感じているイメージとのことです。ご自身の生き方にエネルギーを注いでくれることと思います。
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未知のものに心惹かれていく『人生論ノート』

『旅は未知のものに引かれてゆくことである。』これは、本書「人生論ノート」(三木清)の「旅について」の章に記されている言葉です。私にとって「旅」は、特別な思いがある故晦渋の文章が続く中で、この言葉は迷わず深奥にしっかりと納まったのです。そう旅に。
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