小説の指南書から集客ストーリー考案の覚悟を知る【言葉の箱】

書評

『言葉の箱』(辻邦生)は、『言葉』に対する意識をとても深いものにしてくれました。

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素敵なフレーズ

『ピアニストがピアノを弾き続けるように
小説家は小説を書き続けねばならない。』

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こんな悩みのある方へ

コンサル業等でセミナーや研修の集客に
苦慮されている方、ぜひお読みください!

これまで実施してきた集客が通用しなく
なりWeb環境で新たな集客メッセージを
発信するが思うような成果があがらず、
困っている方

そんな方には
『考える読書』を試して頂きたい、
『読書人生』を歩んで頂きたい、

私がそうであったように
きっと解決の糸口が掴める!
そのように思っています。

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著者の考え方

「なぜ、小説の初期作品は習作習作した
作品が多いのか?」

これは、本書で著者が問題提起をした
内容の一つです。

セミナーや研修の集客を行う際の告知文も
同じことがいえると思います。

なぜ、そうなるのか?

著者の考えは、こうです。

「それは、まだ
『イマージュ』(image 映像)になりき
っていないものを文章に書いていたから
とぼくは感じるわけですね。」

自分だけしか見られない、
自分だけが見ている世界を伝えていない、
このことが問題なのだとの提起です。

そして、その解決の方法は?
著者はこう話しています。

「言葉を自分の体のなかに取り込んで
すべてかみ砕いてしまう。」

「言葉を自分の体のなかに消化する。」

「そのためには、もう書くしかない。」

その著者の思いは、
次の一言に集約されています。

『ピアニストがピアノを弾き続けるように
小説家は小説
を書き続けねばならない。』

この大変な取り組みをやり遂げることで、
意味の角度を変える言葉が生まれる。

読んだ人の心を最初の1行でぐっとつかむ
ための最初の緊張を作ることができる。

そして最後に開放し、
そこにストーリーが生まれ、
読む人を感動に導くことができる。

この技術は、セミナーや研修の集客に苦慮
する方にとっても有益なはずです。

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私の考え方と実践

私はセミナーや研修の講師をしています。

講師を始めた頃は、集客の案内文に
苦慮していました。

そんなとき、辻邦生氏のこの素敵な
フレーズが強く心に流れてきました。

『ピアニストがピアノを弾き続けるように
小説家は小説を書き続けねばならない』

この努力を積み重ねることで、
『意味の角度』を変える言葉を織り込んだ
ストーリーが生まれる!

そして、人を動かすことができる!
解決の糸口が見えてきました。

本書は小説家の指南書ではありますが、
私のように自分で集客をして、セミナーや
研修を開催している方にはおすすめです。

感動を与え集客できるストーリーを作る
技術を学べるからです。

事業を進める者にとっても
多くの学びがあります。

ピアニストがピアノを弾き続けるように
事業家は誠実に価値を創造し続けねば
ならない。

決して、諦めてはいけない!
日々の思考と行動をひたすら、
続けなければならない!

ふっと突然、『意味の角度』が変わる
瞬間を味わってみていただきたい、

そして、本書で得た心に深く染み入った
言葉をあなたの『言葉の箱』にしまって
大切にしていただきたい、

そのように願っています。

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あなたも悩みを成長に!

この本を読んだあなたは、
きっと視点が変わり抱えている問題に
関しての解決の糸口が見つかることと
思います。

問題解決の思考技術に関しては、
「問題解決の思考術」を参考にして頂けれ
ばと思います。

「読書人生」が未来を拓いてくれるものと
信じています。

ボアソルチ!

株式会社CSI総合研究所
 代表取締役 大高英則

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