◉PSA検査(正常値0~4ng/mL)を早めに!前立腺癌は早期発見で根治可能です。私はPSA値310でした。グリソンスコア8、前立腺癌、リンパ節と骨に転移し、ステージⅣ(5年生存率30~50%)、根治はなくなり共生の道を探っています。
前立腺癌の告知を受けてから、1年が経ちました。
診断時のPSA値は310。
グリソンスコアは8。
リンパ節と骨への転移が見つかり、病期はステージⅣ。
「根治は難しい。」
そう告げられた瞬間から、私の人生は「治す」から「共に生きる」へと大きく方向を変えました。
一般的には5年生存率30〜50%と説明される病状です。
もちろん数字はあくまでも統計です。
しかし、その数字を聞いた瞬間、「自分の残された時間」を意識せずにはいられませんでした。
PSA322から0.01へ
告知後もPSA値は上昇を続け、一時は322まで達しました。
「この先どうなるのだろう。」
そんな不安を抱えながら治療を開始しました。
ホルモン療法とARAT製剤による治療が始まり、幸いにも私の身体には非常によく効いてくれました。
現在のPSA値は測定可能な最低値である0.01。
担当医からも、
「ここまで下がり、この数値を維持できている患者さんは非常に少ない」
と言われています。
もちろん完治したわけではありません。
それでも病勢が抑えられていることに、毎日感謝しています。
背中を襲っていた激痛もすっかり消え、現在は体調も良好です。
命の価値と治療費
とはいえ、現実には経済的な負担もあります。
ホルモン注射ゴナックスは毎月約1万円。
イクスタンジ錠は約7万円。
高額療養費制度を利用しても決して安い金額ではありません。
命には代えられませんが、もう少し負担が軽くなればと感じることもあります。
幸い、PSAが安定していることから、先月からはゴナックスからリュープリンへ変更となりました。
毎月だった注射が3か月に1回になり、身体的にも経済的にも少し楽になりました。
イクスタンジは今後も継続していきます。
病気とは、長い付き合いになるのでしょう。
「あと何年生きられるのか」という問い
この1年間で、何度も考えました。
「私はあと何年生きられるのだろう。」
しかし、その答えを知る人はいません。
医師にも分かりません。
未来は誰にも予測できないのです。
だからこそ、
やりたいことを諦める理由を「病気」にしてはいけない。
そう思うようになりました。
最初の頃は、
「新しいことを始めても意味がないのではないか。」
「途中でできなくなるかもしれない。」
そんな気持ちが強くありました。
残された時間を意識すると、人は自然と行動を制限してしまいます。
それは、ごく自然な心理なのだと思います。
答えを探して読み続けた本
宗教の本も読みました。
医学書も読みました。
心理学の本も読みました。
人生論も読みました。
「どうすれば、この病気を受け入れられるのか。」
その答えを探し続けました。
しかし、どの本にも「私だけの答え」はありませんでした。
最後に答えを出さなければならないのは、自分自身なのです。
朝が変わると人生が変わった
生活習慣も大きく変えました。
朝早く起きるようになりました。
ベランダへ出て、
青い空を見上げる。
流れる雲を見る。
山の緑を見る。
鳥のさえずりを聞く。
軽く体操をする。
そんな何気ない時間が、心を穏やかにしてくれます。
朝食前には、手書きの日記を書きます。
今日は、前立腺癌の告知から383日目です。
毎日続けている日記は、自分自身と向き合う大切な時間になりました。
その後は読書をし、AIと一緒にメルマガやブログを書きます。
以前なら仕事だった時間が、今では楽しみの時間になっています。
AIは単なる効率化の道具ではありません。
私にとっては、新しい挑戦を支えてくれる最高のパートナーです。
幸せは特別な日ではなく、普通の日にある
以前は、
「いつか時間ができたら。」
そう思っていました。
しかし病気になって気づいたことがあります。
幸せとは、
特別な出来事ではありません。
普通に朝を迎えられること。
痛みなく歩けること。
読書ができること。
仕事ができること。
孫と笑って遊べること。
その一つひとつが、かけがえのない幸せなのです。
病気を忘れられる時間
Webセミナーで話をしているとき。
研修で受講者の皆さんと意見交換しているとき。
本を読んでいるとき。
AIで新しい企画を考えているとき。
孫たちと遊んでいるとき。
そんな時間は、前立腺癌のことを忘れています。
「楽しい。」
その気持ちが病気よりも大きくなります。
だから私は、その時間をこれからも増やしていきたいと思っています。
私が1年かけて出した結論
この1年間で、私なりの答えが見えてきました。
未来を心配しすぎない。
できることを制限しない。
やりたいことを後回しにしない。
病気だからといって、人生を小さくしない。
もちろん無理はしません。
家族に迷惑をかけない配慮は必要です。
健康管理も続けます。
しかし、その上でやりたいことは挑戦していこうと思います。
新しい仕事も始めればいい。
新しい勉強も始めればいい。
人生は「終わり」を考えて縮こまるより、「今日」という一日を大切に積み重ねた方が豊かになります。
今を、ただ直向きに生きる
病気になる前より、今の方が人生を深く味わっている気がします。
朝の青空。
家族との会話。
仕事。
読書。
AIとの共同作業。
そして孫たちの笑顔。
そのすべてが、私に「今日を生きている」という実感を与えてくれます。
これから先、病気がどうなるかは分かりません。
それでも、未来を恐れるより、今日という一日を丁寧に生きていきたい。
自然の理法に従い、自分にできることを淡々と積み重ねる。
それが、前立腺癌の告知から1年を経て、私がたどり着いた結論です。
もし、今この文章を読んでいる方が病気や人生への不安を抱えているなら、お伝えしたいことがあります。
未来は誰にも分かりません。
だからこそ、「今日」という一日は、誰にとってもかけがえのない一日です。
私もこれから先、病気と共に生きながら、一日一日を大切に積み重ねていきたいと思います。
「今を、ただ直向きに生きる。」
それが、私が前立腺癌から教えられた人生の答えです。
よろしければ以下の書籍のブログをご覧ください。これは私が前立腺癌を告知された際に購入し、とても勇気づけられた書籍です。

ボアソルチ
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