【癌克服奮闘記35】前立腺がんと生命保険——知らなかったでは済まされない現実

健康人生研究

◉PSA検査(正常値0~4ng/mL)を早めに!前立腺癌は早期発見で根治可能です。私はPSA値310でした。グリソンスコア8、前立腺癌、リンパ節と骨に転移し、ステージⅣ(5年生存率30~50%)、根治はなくなり共生の道を探っています。


月に一度の治療と診察に行ってきました。

今回で、ホルモン注射「ゴナックス」は11回目、抗がん剤「イクスタンジ錠」は8回目の処方となります。

気になるPSA値(前立腺がんの進行度を示す数値)は、先々月に0.01まで下がり、その状態を維持しています。これは現時点での最小数値であり、治療の効果が出ていることを意味します。

診断当初、PSA値は322。さらに骨やリンパ節への転移があり、背中には激痛が走っていました。

いわゆる「ステージⅣ」と呼ばれる状態です。

しかし現在は、痛みもなく、日常生活を送れる状態まで回復しています。

医学の進歩には、正直驚かされます。

しかし——

今回お伝えしたいのは、治療の話ではありません。

「生命保険の現実」についてです。


スポンサーリンク

■40年以上払い続けた保険の“盲点”

私は就職と同時に生命保険に加入し、40年以上支払い続けてきました。

内容は以下の通りです。

・死亡保険:2,500万円
・入院保障:15万円
・がん保険:なし

これは、私と同世代であれば、決して珍しい内容ではないと思います。

むしろ「一般的」と言えるでしょう。

しかし、ここに大きな問題がありました。


スポンサーリンク

■がんが発覚すると、保険は更新できない

前立腺がんが発覚した後、私はある現実に直面しました。

生命保険の更新ができないのです。

理由は明確です。

「余命リスクが高いから」

つまり、保険会社から見れば、
「保険として成立しない」という判断です。

これは制度上、仕方のないことかもしれません。

しかし、患者側からするとどうでしょうか。


スポンサーリンク

■命と引き換えの治療費

がん治療は長期戦になります。

私の場合も、毎月の注射と投薬が続いています。

確かに、日本には「高額療養費制度」があります。

一定以上の医療費は軽減される仕組みです。

しかしそれでも、

・毎月の自己負担
・通院費
・薬代
・生活費

これらは確実に積み重なります。

しかも、治療はいつ終わるかわかりません。


スポンサーリンク

■収入が途絶えたとき、どうなるか

現役世代であれば、まだ収入があります。

しかし、

・病状の悪化
・体力の低下
・働けなくなる

こうした状況になった場合、どうなるでしょうか。

年金だけでは、生活と治療費を両立することは極めて困難です。

結果として、

治療を続けるか、生活を守るか

という選択を迫られることになります。

これは、あまりにも過酷な現実です。


スポンサーリンク

■最悪のシナリオ

もし収入が尽きたら——

治療を断念し、痛みに耐えながら余命を過ごす。

これは決して大げさな話ではありません。

現実に起こり得ることです。


スポンサーリンク

■前立腺がんは「長く生きられる可能性」がある

ここで重要な点があります。

前立腺がんは、ケースによっては長期の生存が可能ながんです。

つまり、

「長く生きる可能性があるのに、経済的理由で治療を断念する」

という矛盾が起きるのです。


スポンサーリンク

■制度の限界と必要な変化

私は強く思います。

がん患者にも保険の更新や再加入の仕組みが必要ではないか。

もちろん、リスクの問題はあるでしょう。

しかし、

・一定条件付き
・保障額の制限
・保険料の調整

こうした工夫によって、救済の道はあるはずです。


スポンサーリンク

■今できる現実的な対策

では、私たちはどうすればいいのでしょうか。

現時点でできる対策は、非常にシンプルです。


①がん保険を必ず含める

医療保険だけでは不十分です。

がんは別物として考える必要があります。


②更新は「健康なうちに」

症状が出てからでは遅い。

これは今回、身をもって痛感しました。


③保険内容を定期的に見直す

40年前の設計のままでは、現代の医療に対応できません。


スポンサーリンク

■それでも救われない人がいる

しかし——

これらは「事前にできた人」の話です。

私のように、

・更新していなかった
・がん保険に入っていなかった

こうした人への対策は、ほとんど存在していません。


スポンサーリンク

■だからこそ伝えたい

私はこの体験を通して、強く思いました。

「知らなかったでは済まされない」

そして、

「この事実は、もっと広く知られるべきだ」

と。


スポンサーリンク

■最後に——社会への提言

生命保険は、本来「安心」を提供するものです。

しかし現実には、

最も必要なときに使えないケースが存在します。

これは、制度として見直されるべき問題ではないでしょうか。

保険会社、医療機関、そして行政。

それぞれが連携し、

・がん患者の保険制度
・長期治療者への支援
・情報の周知

これらを真剣に議論すべき時期に来ていると感じます。


スポンサーリンク

■このブログを読んだあなたへ

もしあなたが、

・40代以上で保険を見直していない
・がん保険に入っていない
・更新時期が近い

このどれかに当てはまるなら、

今すぐ見直してください。

それが、未来の自分を守る行動になります。


スポンサーリンク

■まとめ

・がん発覚後は保険更新ができないケースが多い
・治療費は長期的に大きな負担になる
・制度には限界がある
・事前対策が極めて重要

そして何より、
この現実を知ることが第一歩です。

よろしければ以下の書籍のブログをご覧ください。これは私が前立腺癌を告知された際に購入し、とても勇気づけられた書籍です。

【書評】前立腺癌 共生 闘病記『末期がん おひとりさまでも大丈夫』
ひと月前、血液検査の結果PSA値310、前立腺癌と転移により、ステージⅣの告知を受けました。心が定まらないまま向う先は書店。目の前に一冊の書籍のタイトルが飛び込んできました。医療ジャーナリストによる等身大の闘病記。末期がん「おひとりさま」でも大丈夫

ボアソルチ

#前立腺癌 #癌克服 #前立腺がんステージ4余命 #希望の記録 #癌と向き合う

コメント

タイトルとURLをコピーしました