◉PSA検査(正常値0~4ng/mL)を早めに!前立腺癌は早期発見で根治可能です。私はPSA値310でした。グリソンスコア8、前立腺癌、リンパ節と骨に転移し、ステージⅣ(5年生存率30~50%)、根治はなくなり共生の道を探っています。
月に一度の治療と診察に行ってきました。
今回で、ホルモン注射「ゴナックス」は11回目、抗がん剤「イクスタンジ錠」は8回目の処方となります。
気になるPSA値(前立腺がんの進行度を示す数値)は、先々月に0.01まで下がり、その状態を維持しています。これは現時点での最小数値であり、治療の効果が出ていることを意味します。
診断当初、PSA値は322。さらに骨やリンパ節への転移があり、背中には激痛が走っていました。
いわゆる「ステージⅣ」と呼ばれる状態です。
しかし現在は、痛みもなく、日常生活を送れる状態まで回復しています。
医学の進歩には、正直驚かされます。
しかし——
今回お伝えしたいのは、治療の話ではありません。
「生命保険の現実」についてです。
■40年以上払い続けた保険の“盲点”
私は就職と同時に生命保険に加入し、40年以上支払い続けてきました。
内容は以下の通りです。
・死亡保険:2,500万円
・入院保障:15万円
・がん保険:なし
これは、私と同世代であれば、決して珍しい内容ではないと思います。
むしろ「一般的」と言えるでしょう。
しかし、ここに大きな問題がありました。
■がんが発覚すると、保険は更新できない
前立腺がんが発覚した後、私はある現実に直面しました。
生命保険の更新ができないのです。
理由は明確です。
「余命リスクが高いから」
つまり、保険会社から見れば、
「保険として成立しない」という判断です。
これは制度上、仕方のないことかもしれません。
しかし、患者側からするとどうでしょうか。
■命と引き換えの治療費
がん治療は長期戦になります。
私の場合も、毎月の注射と投薬が続いています。
確かに、日本には「高額療養費制度」があります。
一定以上の医療費は軽減される仕組みです。
しかしそれでも、
・毎月の自己負担
・通院費
・薬代
・生活費
これらは確実に積み重なります。
しかも、治療はいつ終わるかわかりません。
■収入が途絶えたとき、どうなるか
現役世代であれば、まだ収入があります。
しかし、
・病状の悪化
・体力の低下
・働けなくなる
こうした状況になった場合、どうなるでしょうか。
年金だけでは、生活と治療費を両立することは極めて困難です。
結果として、
治療を続けるか、生活を守るか
という選択を迫られることになります。
これは、あまりにも過酷な現実です。
■最悪のシナリオ
もし収入が尽きたら——
治療を断念し、痛みに耐えながら余命を過ごす。
これは決して大げさな話ではありません。
現実に起こり得ることです。
■前立腺がんは「長く生きられる可能性」がある
ここで重要な点があります。
前立腺がんは、ケースによっては長期の生存が可能ながんです。
つまり、
「長く生きる可能性があるのに、経済的理由で治療を断念する」
という矛盾が起きるのです。
■制度の限界と必要な変化
私は強く思います。
がん患者にも保険の更新や再加入の仕組みが必要ではないか。
もちろん、リスクの問題はあるでしょう。
しかし、
・一定条件付き
・保障額の制限
・保険料の調整
こうした工夫によって、救済の道はあるはずです。
■今できる現実的な対策
では、私たちはどうすればいいのでしょうか。
現時点でできる対策は、非常にシンプルです。
①がん保険を必ず含める
医療保険だけでは不十分です。
がんは別物として考える必要があります。
②更新は「健康なうちに」
症状が出てからでは遅い。
これは今回、身をもって痛感しました。
③保険内容を定期的に見直す
40年前の設計のままでは、現代の医療に対応できません。
■それでも救われない人がいる
しかし——
これらは「事前にできた人」の話です。
私のように、
・更新していなかった
・がん保険に入っていなかった
こうした人への対策は、ほとんど存在していません。
■だからこそ伝えたい
私はこの体験を通して、強く思いました。
「知らなかったでは済まされない」
そして、
「この事実は、もっと広く知られるべきだ」
と。
■最後に——社会への提言
生命保険は、本来「安心」を提供するものです。
しかし現実には、
最も必要なときに使えないケースが存在します。
これは、制度として見直されるべき問題ではないでしょうか。
保険会社、医療機関、そして行政。
それぞれが連携し、
・がん患者の保険制度
・長期治療者への支援
・情報の周知
これらを真剣に議論すべき時期に来ていると感じます。
■このブログを読んだあなたへ
もしあなたが、
・40代以上で保険を見直していない
・がん保険に入っていない
・更新時期が近い
このどれかに当てはまるなら、
今すぐ見直してください。
それが、未来の自分を守る行動になります。
■まとめ
・がん発覚後は保険更新ができないケースが多い
・治療費は長期的に大きな負担になる
・制度には限界がある
・事前対策が極めて重要
そして何より、
この現実を知ることが第一歩です。
よろしければ以下の書籍のブログをご覧ください。これは私が前立腺癌を告知された際に購入し、とても勇気づけられた書籍です。

ボアソルチ

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