困難を乗り越え、逞しく生き抜く為の52の指針『Think clealy』

書評

前例のない新しいものを開発する際には、
乗り越えることが非常に困難な問題に遭遇
します。

解決のための思考が何日も続きますが、

一向に進展がみられません。

精神的な負担は増すばかり。

眠れぬ日々が続きます。

そんな時、気分転換に立ち寄った書店で
たまたま目に留まった一冊です。

『Think clealy』(ロルフ・ドべり)
52の解決指針が、心の負担を軽くして、
解決の為の考え方を教えてくれました。

それ以来、いつもそばおくことが
習慣となりました。

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逞しく生き抜くための言葉

『思考の飽和点』(これ以上長く思い悩ん
でも1ミリも先に進まないポイント)に達
する前に始める。

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思い悩み生き抜く術を求める方へ

次から次へと心配事が頭を過る。

そして、眠れない日が続く、長い人生、
そうした日々を過ごす時期が
幾度か訪れることと思います。

解決策が見いだせず、心の負担も大きく、
立場上一人で悩み、ほぼ限界点。

私も経験しましたが、例えば、
こんな不安や悩み、ありませんか?

✅交渉の糸口を見いだせない
✅どうしても期待する結果がでない
✅将来計画の見通しがたたない
✅過去の経験から心配事が予感される
✅新たな問題故これまでの策が通じない

いかがでしょうか?

類似の問題を抱えたときに、
どう克服されてきましたか?

また、今後このような問題を抱えた場合
どのように対処されますか?

「前にすすめる術がわからない」という
方、ぜひ、読み進めて下さい。

この記事を読み終える頃には、きっと
気持ちが楽になり、生き抜く気力
得ていることと思います。

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著者が教える生き抜くための指針

『思考の飽和点』(これ以上長く思い悩ん
でも1ミリも先に進まないポイント)に達
する前に始める

と、著者は最初にこの1行目を載せています。

そして、もうひとつ。

なにを書くかというアイデアは、
「考えているとき」ではなく、
「書いている最中」に浮かぶ

この著者の言葉も得心できます。

なぜなら、といことで、
その根拠が語られていきます。

世界は不透明だから、くもりガラスの
ようにぼんやりしていて、
見通しがきかない。

先行きを予測できる人はいない。

予測できる境界線の先を見たければ
その場に留まるのではなく、
前に進まなければならない。

つまり、「考える」だけではだめで、
「行動」しなければならない。

更に著者の教えは続きます。

『思考の飽和点』をとっくに過ぎても
つい考えすぎてしまう。

なぜなら、考える方が簡単だから。

考えているだけなら失敗するリスクは
ゼロだが、行動すれば失敗のリスクは
確実にゼロより高くなる。

ここで、強く心に残る言葉がでてきます。

考えているだけの人は、
現実と変わらない。

そのため、挫折する心配は一切ない。
一方、行動する人は挫折のリスクと
無縁ではないが、その代わりに

『経験』を積むことができる。

望んでいたものを手に入れられなかった
場合に、手に入れられるものは『経験』
である。

この『経験』の意味するものは重く、
将来に向けて貴重な財産となります。

この状況を表すために、有名なフレーズ
も紹介されています。

『何を描きたいかは、描き始めないと
わからない』(パブロ・ピカソ)

新しいことに挑戦する勇気が込められて
いると感じられます。

最後に著者は、逞しく生き抜くために
大変大事なことを語っています。

「人生において自分が何を求めているかを
知るには、何かを始めてみるのが一番だ」

と。

いくつになっても、このことは、
心に持っていたいものです。

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解決思考で生き抜く私の考え方と実践

限られた情報と時間の中で、合理的思考
と利他の心を規矩として生きてきました。

合理的思考を身につけるために私淑した
書籍が、問題解決の思考術です。

そして、著者の飯久保廣嗣氏に親炙
しました。

問題を解決するためのスキルは、
身に付きました。

しかし、新たな価値を創造する際には
多くの時間を要し、精神的な負担も
かなり追うことになります。

残りの人生を逞しく生き抜くためにも
克服すべき課題の1つでした。

この難題を突破させてくれたのが、
本書「Think clearly」
(ロルフ・ドべリ)です。

私は、心から顧客に喜んでもらえる「意思
決定の為の支援ツール」を開発する際に、
眠れぬ日々を過ごしました。

将来的な問題を洗い出し、その問題が
起きないための予防策、あるいは
起きた際の対策を考える。

このリスク分析に、あまりにも
重きを置きすぎていたように思います。

過去に類似の経験がある場合は、
将来問題の発掘に信憑性があります。

しかし、全くの新たな開発領域では
得策とは言えないように感じています。

『思考の飽和点』(これ以上長く思い悩ん
でも1ミリも先に進まないポイント)に達
する前に始める

この言葉を目にした瞬間に、
ブレークスルーは訪れました。

「行動を起こした先に解決の糸口がある」

これは、私が純粋に抱いた実感です。

それ以降、
「短時間で解決のシナリオを描き、
検証しながら解決策を仕上げていく!」

これが私の『逞しく生き抜く指針』
となっています。

このことは、交渉事においても同じ。

「交渉を始めることで解決の糸口が
見つかる

今では、考えの永久ループもなく、
ぐっすりと眠れるようになりました。

突然、どんな問題が起きても、
短時間で対処できる術と覚悟を
持つことができました。

良き書籍との出会い、そして私淑は、
真に『心の保険』となります。

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あなたも逞しく生き抜くために

「Think clearly」(ロルフ・ドべリ)
は、逞しく生き抜くための指針が52個
紹介されています。

生活環境が変わり心細くなった時、
過去にない大きな目標に向かうとき、
大きな責任を負う立場になったとき、

思考の永久ループが始まってしまう
ことがあります。

解決の為に頭の中で思考が進んでいる
ようで、実はまったく進んでいない。

体は疲れているのに、思考は止まらず
眠れない。

もし、こうした状態が続くようでしたら
ぜひ、本書の解決指針を「疲れた心」に
そっと注いでみてください。

「逞しく生き抜く」ための気付きが
生まれてくることと思います。

ボアソルチ!

株式会社CSI総合研究所
 代表取締役 大高英則

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