◉PSA検査(正常値0~4ng/mL)を早めに!前立腺癌は早期発見で根治可能です。私はPSA値310でした。グリソンスコア8、前立腺癌、リンパ節と骨に転移し、ステージⅣ(5年生存率30~50%)、根治はなくなり共生の道を探っています。
第24話:安堵と余命 急降下期の安堵と、死を見据える覚悟
血液検査、尿検査、そして2回目のホルモン注射(ゴナックス)を受けた。
検査結果は良好で、PSA値は前回の320から16.5まで下がっていた。
(なお、初回治療前の数値は310で、1回目の注射前には320に上がっていたようだ。)
急激な低下に、ひとまず安堵する。
次回の検査で、どこまで下がるのかを確かめたい。
ただ、この状態がいつまで続くのか、次の治療はどうなるのか、そして余命は――やはり気になる。
担当医は「順調です。次回も同じホルモン注射を打ちましょう。今後のことは経過を見ながら考えていきましょう」とだけ告げ、詳しい話はなかった。
そこで、ChatGPTで現状と今後の一般的な流れを確認してみた。
PSA推移の見方(ホルモン療法中)
- 初期急降下期(治療開始〜3か月)
今はこの段階にある。効果がある場合、PSAは急激に下がる(例:320 → 16.5)。
目標は1桁台、あるいは0.2以下。下がるスピードが速いほど予後は良い傾向。 - 安定期(数か月〜数年)
PSAが低値で安定。この期間が長いほど、ホルモン療法の有効期間も長くなる。
定期検査(1〜3か月ごと)で数値を確認。 - 再上昇期(CRPC移行の兆候)
PSAが3回連続で上昇すれば、ホルモン抵抗性のサイン。
「前回より0.2〜0.5以上の上昇」が注意ポイント。症状や画像診断と合わせて判断。
再上昇時のサイン
- PSAの連続上昇(数値が低くても要注意)
- 背中や腰の痛み、排尿困難、血尿などの症状再出現
- 画像診断での骨転移やリンパ節のサイズ増加
再上昇後の一般的な次のステップ
- 抗アンドロゲン薬の追加・変更、新世代ホルモン薬(アビラテロン、エンザルタミドなど)
- 放射線治療や化学療法の併用
- 臨床試験参加の検討
💡 まとめ
- PSAは「がんの活動度の目安」だが、症状・画像診断と合わせて評価することが重要。
- 上昇の兆しを早く掴めれば、治療切り替えを有利に進められる。
- 今は「初期急降下期」の真ん中で、とても良い反応。次の検査で1桁台に近づけば、さらに安心できる。
これで、自分の現状と今後のロードマップが整理できた。
日々の体調を確認しながら、担当医と相談し、最適な治療方法を選んでいく。
前立腺癌との共生――ベストな選択を積み重ねたい。
治療は順調なスタートを切ったが、それでも確実に終焉へ向かう旅であることに変わりはない。
今さらながら「死へ向かう現実」が重くのしかかってくる。
しかし、体調が良い日には、束の間ではあっても、その恐怖や不安を忘れて過ごせる。
それは、人間に備わった不思議な力であり、強さなのだろう。
書籍「人間の本質に迫る『読書大全』」に私淑しながら熟慮してみたい。
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