伝えたいこと『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

書評

『なにもない自分に小さなイチを積み重ね
ていった。自分が好きになった。』

これは、本書『ゼロ なにもない自分に
小さなイチを足していく』(堀江貴文)
に記されている言葉です。

最大の窮地の中、自分を究極まで見つめ
直し、そして、生まれた希望のこころの
声、とても尊いものに感じました。

人は、挑戦し、結果を得る。

臨んだ結果、想いとは異なる結果。
其々に理由は存在する。

ひとつ言えることは、目標が大きいほど、
困難を極め、リスクは大きくなる。

望まぬ結果側に陥った場合、
人は、人の心は彷徨う。

本書を読み進め、そして、読み終えて、
深く心に残ったことがあります。

それは、「もうあとがない!」
そんな絶望の淵にあっても、
ひとかけらの「希望」は見いだせる


ということです。
それは、著者の以下の言葉から
感じることができました。

『決して、マイナスになることはない。
ゼロに戻るだけ。』


『ただ、掛け算での復活はない。
小さなイチを足していくしかない。』


経験したからこそ発することができる
「こころからの言葉」に感じます。

この言葉に触れ、
私の「せきがくの旅」は始まりました。

本書は、5つの章で構成されています。
ご自身の心と対話しながら、読み進めて
頂ければと思います。

・仕事との出会い
・迷い、そして選択
・「もらう」から「稼ぐ」
・孤独と向き合う強さ
・未来には希望しかない

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本書で学んだ素敵な言葉

誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
決してマイナスにはならない。
だから、一歩を踏み出すことを恐れず、
前に進もう。

(本書「ゼロ」より)

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恐れず前に進む著者の考え方

「考える」とは、物事をシンプルにして
いく行為である。

これは本書「4章」に記されている
著者堀江貴文氏の言葉です。

その考えは、以下のように続きます。

複雑に絡み合った糸を解きほぐし、
きれいな一本の糸に戻していく。

簡単な原理原則にまで落とし込んで
いく。それが、考えるという行為だ。

著者は、アインシュタインの特殊相対性
理論が「Emc²」というシンプルな
関係式に行き着いたことを例に挙げて
説明をしています。

シンプルな関係式に表すという表現、
とてもよくわかります。

私は、集客論に取り組んでいます。
目指す先は机上論ではなく実際に取組み、
検証しながら仕上げる「実践論」です。

「来店誘導の方程式」を考案しています。

「関心」を惹く情報 ×
「相談」したくなる情報」 ×
「訪店」したくなる情報」

置かれた状況に抗い、信念を貫くことで
考えは昇華されていくと実感しています。

著者の深い経験から生まれる
「崇高な思い」には及ばずとも、
大きな影響を受け、勇気づけられた
自分を感じています。

挑み、苦難、再興に身を置く多くの方に
手にして頂きたい一冊です。

ゼロ、そして、小さなイチを足していく
その言葉に、私は惹かれました。

では、本書の中で私が特に興味を惹かれた
箇所を引用しておきます。

本書に綴られた考え方を知り、自分は
どう考え、どう行動に活すのか、
ぜひ、考えてみて頂ければと思います。

【引用5選】

❶やりがいとは、「見つける」ものでは
なく、自らの手で「作る」ものだ。

❷仮説を立て、実践し、試行錯誤を繰り
返す。そんな能動的なプロセスの中で、
与えられた仕事は「つくり出す仕事」に
変わっていくのだ。

❸心の中に、「好き」の感情が芽生えて
くる前には、必ず「没頭」という忘我ぼうが
ある。

仕事が好きだから、営業に没頭する
のではない。営業に没頭したから、
仕事が好きになるのだ。

❹突き抜けられる人とそうでない人の
違いは、次の一点に尽きる。

物事を「できない理由」から考えるのか、
それとも「できる理由」から考えるのか。

❺失敗してゼロに戻った時に、あなたを
救ってくれるのは、お金ではなく、信用
なのだ。

ひとりだけ確実にあなたのことを信用
してくれる相手がいる。「自分」だ。

そして、自分に寄せる強固な信用のことを
「自信」という。

なにもない、「ゼロ」の自分に、小さな
「イチ」を積み重ねていったのである。

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本書に私淑して私が思うこと

◉ゼロの自分にイチを足す。

◉やりたいことは全部やれ!

これは、本書を読み終えて、
とても強くこころに残った言葉です。

失敗しても、決してマイナスになる
ことはない。

「こと」を始めた最初「ゼロ地点」に
戻るだけである。

そして、そこからは、
一気に回復できることはない。

なぜなら、「ゼロ地点」だからだ。

この思い、境地は、実際にその状況を
経験しなければ、わからないことだと
思います。

そこで、しっかりと踏みとどまり、
自分を信じ、復活する強い意志と
覚悟を持てる人でなければ。

非常に困難なことではあると思いますが、
逆に言えば、そのように意識して、前に
向かって進めば、そのようにできるという
ことでもあります。

本書に出会えてよかったと、こころから
そう感じています。

ぜひ、多くの方々に本書を知って頂きたい
と、そのように感じています。

特に、大きな目標に向かって
挑んでいる方には。

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まとめ(希望)

◉未来には希望しかない!

これは、本書5章「僕が働くほんとうの
理由」のサブタイトルです。

考えることと働くことは、どちらも欠か
せない車の両輪なのだ。

そう著者は、語っています。

考え、実現するために働くという行為。

本当にその繰り返しの行為が、「好き」
なんだろうと思います。

その気持ちは、とてもよくわかるような
気がします。

本書に出会い気付いたのですが、
私もその繰り返しでこれまで人生を
過ごしてきたように思います。

だからよくわかるのです。

だから、「未来には希望しかない!」
という著者の気持ちがわかるような
気がするのです。

もっと深い意味がおありだとは
思いますが、私はそのように感じ、
希望をもらうことができました。

人生、常に「プラス思考」でいたい
ものです。

本書は、そこに導いてくれる、
そのように思うのです。

お勧めです!

ボアソルチ。

株式会社CSI総合研究所
 代表取締役 大高英則

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