第2話:覚悟 ― 揺れる心と向き合う
なんの前触れもなく突然襲ってきた背中の激痛。
あなたなら、どうしますか?
私は、我を失いました。告知前後の日々、感情は大きく揺れ動きました。
「まさか自分が」「どうして今なのか」――。
それでも日常は止まりません。仕事があり、家族がいます。
「前立腺癌」「骨転移」
医師の口からその言葉を聞いた瞬間、世界が色を失ったように感じました。
けれど、立ち止まるわけにはいかない。
この時間も、考え、心を整える大切な時なのだと気づいたのです。
覚悟を決めよう。この現実と、真っ直ぐに向き合おう。
苦しみの先には、必ず希望がある――そう信じて。
コメント