【癌克服奮闘記15】死を見つめる!心の揺らぎを越えて 究明

健康人生研究

第15話:究明 原因不明の痛みに立ち向かい、行動で見えた真実

前立腺癌とリンパ節への転移が、生検によって確定してから5日が経った。
ホルモン注射(皮下注射)を受けた腹部は、赤く腫れて触ると痛む。高熱は出なかったものの、2〜3日で治まると聞いていた症状がまだ残っており、少し心配ではあるが、もうしばらく様子を見るつもりだ。

背中の痛みは、ホルモン注射以降、ぴたりと治まり、今も再発していない。
ただ、ここまでの医師の説明を含め、背中の痛みの明確な原因はまだ判明していない。

RI検査(ラジオアイソトープ検査)の結果をもとに、今後さらに原因の究明が進められる予定だ。いまは医師を信じて待つしかない。

ここで、これまでの道のりを振り返ってみたい。

背中の激痛の原因を突き止めるために、諦めず病院を変え、痛みに耐えながら行動を続けた。その結果、前立腺癌の存在に辿り着いた。

痛みの本当の原因は今も不明だが、もし整形外科の診断だけを信じて「様子を見よう」と何もせずにいたら、前立腺癌の発見はもっと遅れていたかもしれない。

整形外科では「2週間様子を見ましょう」と言われたが、背中の痛みは日を追うごとに悪化していた。私はネットで痛みの原因を調べ、内科、泌尿器科へと足を運んだ。

背中の激痛に耐えながらの待合室での時間はとても長く辛いものであったが、結果的に、その判断は間違っていなかったと思う。

寝込んでいたら、病状は急速に悪化していたかもしれない。
直感を信じ、痛みに耐えてでも行動を続けた自分の判断は正しかったと、今では確信している。

今、強く感じるのは、整形外科・内科・泌尿器科の連携がもっと密接に取れていれば、患者がたらい回しになることなく、スムーズに診断・治療へ進めるのではないかということだ。
理想を言えば、これらの診療科が一つの施設内に揃っている「合同医療拠点」がもっと普及してほしい。

さらに、PSA検査(前立腺特異抗原検査)についても、もっと社会全体に知識と意識を広げていく必要がある。
学校教育の一環として、あるいは職場の健康教育や福利厚生の中で、前立腺癌のリスクやPSA検査の重要性について学ぶ機会があってもよいのではないか。
健康診断の標準項目として、PSA検査を加えることも強く望みたい。

それが実現すれば、多くの人が前立腺癌を早期に発見でき、苦しみや不安から逃れられる可能性が広がる。

だからこそ、今すぐ自分にできることとして、**「PSA検査を勧める」**ことを繰り返し実行していきたい。
このブログを通しても、そして身近な人にも、検査の重要性を伝え続けたい。

身体に異変を感じたとき、早期の原因究明と対策に結びつく行動が取れるように──
そう願いながら、今も前を向いて歩いている。

書籍「本質を見抜く考え方」に私淑しながら行動することに重きを置いて!

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