新商品を完成まで導いてくれた「もの創りの心得」【京セラフィロソフィー】

書評

『京セラフィロソフィー』(稲盛和夫)により、日々「もの創りの心得」を深めています。

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素敵な言葉

『製品の語り掛ける声』に耳を傾け、『手の切れるような製品』をつくる。

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こんな悩みのある方へ

新たな事業の企画を練っているとき、
より高次元の製品開発を行っているとき
等、なかなか望むような進捗を得られな
いことが多いと思います。

例えば、こんな悩みがありませんか?

✅構想はあるが具体化できない!
✅現状を正確に把握できていない!
✅問題の原因究明に時間がかかる!
✅比較できる成功事例がない!
✅完成品の定義が不十分!

いろいろと試みるが、失敗の連続!

これは、『もの創り』を生業とする者の
性とも言えます。

では、どのように考え、どのような手段を
用いれば、発生する問題を効率よく解決し
完成度の高い企画や製品を開発できるので
しょうか?

このような悩みを抱える方は、ぜひ
読み進めて頂きたいと思います。

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著者の考え方

問題が発生したときや、仕事に行き詰まっ
た時には、その対象となるものや事を真剣
に、謙虚に観察し続けることです。

これは、著者からのアドバイスです。

例えば、製造現場であれば、工程全体を
すみずみまで観察し、素直な眼で現象を
じっと見つめなおすことです。

不良品の機械があれば、
『その泣き声』が聞こえてくる、

製品そのものが、解決のヒントを
語りかけてくれるのです。

先入観や偏見をもつことなく、あるが
ままの姿を謙虚に観察することが大切
です。

こうした著者の思いを知ったうえで、
次の言葉と向き合ってみてください。

きっと解決に向けての道筋が明るく、
照らされてくると思います。

『製品の語り掛ける声』に耳を傾け
『手の切れるような製品』をつくる。

手が切れるような製品とは、見るから
に鋭い切れ味や手触りを感じさせる
素晴らしい製品のことです。

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私の考え方と実践

著者(稲盛和夫氏)から学んだ大切にして
いるの言葉として、『利他の心』
『人生の方程式』があります。

これまでの人生において、この2つの言葉
からは、大変大きな影響を受けました。

因みに、人生の方程式は、ご存知の
方も多いと思いますが、以下の式で
表されています。

人生の方程式=能力×熱意×考え方

能力と熱意は、0~100で、
考え方は、-100~100です。

後者に大変大きな意味があります。
詳しくは、次の機会にお伝えします。

今回は、この大きな視点とは別に具体的な
問題解決の手法についてお伝えしています。

『製品の語り掛ける声』に耳を傾け、
『手の切れるような製品』をつくる。

私は、全国の工務店向けに
『住宅Web営業』の研修講師をして
います。(研修実績:200社以上)

研修教材の『建時診断』ツールの開発は、
「将来の損失リスク」を回避し、消費者に
心から喜ばれるツールに仕上げることを
一番の目標に取り組みました。

その開発途中においては、様々な
問題が生じ、大変苦労しました。

そうした中で、著者の言葉に出会い、
粘り強く開発ツールと向き合うことで
解決策を見いだすことができました。

徹夜をして、開発ツールを見続けた時、
「ここをこう作り直してほしい!」と
声が聞こえてきたように感じました。

すると、その時まで抱えていた問題が
アバランチの勢いのごとく、
解け始めました。

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あなたも悩みを成長に

本書『京セラ フィロソフィー』は、
開発者としての私にとって、生涯大事に
したい書籍の1つとなりました。

全608頁を毎日2~3頁づつ読み続け
ています。約1年で読み終えます。

本日は、6回目の580頁を読みました。

ぜひ、皆様も日々少しづつ読み進めて
頂くと良いと思います。

『製品の語り掛ける声』 が聞こえて
くることと思います。

人との問題を抱えていらっしゃる方は、
粘り強く、謙虚に話し合うことで、
解決の道は見つかることと思います。

本書をご紹介させて頂くことで、皆様
の高次元の問題解決にお役立て頂ける
ことを願っています。

問題解決の具体的な方法に関しては、
「問題解決の思考術」をご覧ください。

ボアソルチ!

株式会社CSI総合研究所
 代表取締役 大高英則

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