『マーケティングとは育成すること』
これは、本書『マネー・コネクション』
(ジェイ・エイブラハム)の第三章に
記されている言葉です。
「人々の人生をより良いものにしようと
全力を挙げて取り組んでいるのなら、
この意味がわかるはずである。」
そう著者は、示しています。
実に得心の行く言葉です。
この言葉に触れ、
私の「せきがくの旅」は始まりました。
本書は、14の章で構成されています。
ご自身の心と対話しながら、読み進めて
頂ければと思います。
以下は、私が特に注目した5つの章です。
・卓越論を身に付けよう
・クライアントと恋におちる
・事業の眠れる宝石をみつける
・市場にメッセージを送る
・最適化のために権限移譲を
本書で学んだ素敵な言葉
相互的自己利益は、私たちの人生の一番の
動機付けになります。
(本書「まえがき」より)
成功の原理原則を重視した著者の考え方
卓越論は、人生のあらゆる面で、あなたが
行うすべてのことがほかの人に価値を与え
その代償として、あなたはそれ以上のもの
を得ることを保証します。
これは本書「3章」に記されている著者の
言葉です。
さらに著者は、「卓越論をしっかりと自分
のものにした人は人生の目的を理解できる
ようになります。」と補足をしています。
目的とは、稼ぐ目標ではなく、自分の行い
は立派なのか、気高さがあるのかという
高尚な目的をさしていると著者は示して
います。
まずは、誠実な人間に成長すること、
そして、相手に利益をあたえること、
その結果、期待以上の利益を得られる
そうした基本的な考え方を著者は、
とても大事にしているように感じます。
それでは、本書の中で私が特に興味を
惹かれた箇所を引用しておきます。
◉本書に綴られた考え方を知り、
自分はどう考えどう行動に活すのか、
ぜひ、考えてみて頂ければと思います。
【引用5選】
❶世の中に豊かさを提供し続けるには、
あなたの内面が豊かでなければならない
のです。
❷マーケティングは、人々を騙すこと
ではなく、育成することだとわかる
はずです。
❸誰もが自分にしかない、形のない価値
を持ち合わせています。
❹価値があり、効果の期待できるUSP
(ユニーク・セリング・プロポジション
をひとつに絞ることが非常に重要です。
❺メッセージのあらゆる要素は共感を呼ぶ
もの、あなたがどの競合よりもしっかりと
理解していると感じさせるものでなければ
なりません。
本書に私淑して私が思うこと
『自分が何をしたか、どうしたらもっと
うまくできるか、常に思考し続ける
フィードバックのシステムを持つことが
とても重要です。
これは、本書で紹介されているイーロン・
マスク氏の言葉です。
「常に思考し続ける」というのは、
とても共感できます。
私もそうした生き方を長きに渡り続けて
いる故、とてもよく理解できます。
私は、これまでとても多くの時を
過ごしてきました。
そして、その時間は、発想(創造)に
挑む時間と問題解決に挑む時間が大半
です。
何れの場合も、常に考え続けています。
どうすれば良いか?
ひとつだけ自信を持って続けてきたこと
があります。
それは、個別に思考時間を決め、集中
して解決、もしくは創造に取り組む。
そして、必ず結論を出す。
そして、行動に移すことです。
行動しなければ、なにも変わりません。
本書は、行動に移す前の計画段階で
とても役立っています。
ぜひ、手に取って、じっくりと
読み進めて頂ければと思います。
まとめ(育成)
問題と解決方法をはっきりと述べる方法を
見つけることが非常に重要であるのはその
ためです。それは、クライアントを導くこ
とです。それがマーケティングなのです。
これは、本書に記された著者の考えです。
私は、全国の工務店向けの集客について、
その仕組みづくりと実践、検証を繰り返
してしています。
そして、成果が出た段階で、都度、
研修先工務店に共有しています。
「安定した集客の仕組みが欲しい!」
この研修先工務店経営者の言葉から
「来店に心が動くWeb集客」の仕組み
ができました。
「来店誘導の方程式」を考案し、
その考え方がこの仕組みの核を
成しています。
研修先工務店で少しづつですが、
確実に成果がでてきました。
この解決方法に至るまでには、多くの時間
を要しました。
しかし、本書に記された考え方に従って
じっくりと考える事で、来店誘導の方程式
は、完成しました。
なかなか良い解決策が浮かばない時は、
勇気を出して時間を作り、本書と向き合う
ことをお勧めします!
ボアソルチ。
株式会社CSI総合研究所
代表取締役 大高英則
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