セミナーを開始し、その5分後には、
受講者の心を惹きつける!
そして、セミナー終了後には契約に至る!
こうした状況を生み出す「講和術」の
研究を続け、実現に至りました。
多くの時間を要しましたが、それを実現ま
で導いてくれたのは、本書「スティーブ・
ジョブズのプレゼン術」と私自身の体験談
(失敗談)でした。
本書から学び、強く心に残ったのは、
プレゼンの基礎をなす「理念」の重要性と
講和の技術(契約へのシナリオ)です。
私にはマイホームの購入を考えている方々
に、どうしても伝えたいことがあります。
それは、私が住宅購入で失敗した2つの
ことを回避してもらいたいという思い
です。(理念)
そのために全国の工務店の方々に、研修と
いう形で内容と対策を学んで頂き、消費者
の方々をサポートして頂いています。
私の失敗は、購入時期が遅かったことと、
相続税のリスクが一番高くなる家の買い方
をしていたことです。
詳細は、ブログ「せきがくの旅」の
2つの投稿をご覧ください。
❷【知って得するお金の話】新築すると
相続税のリスクが高まる?
本書から学んだ講和の技術は、
「心で語ることの重要性」です。
詳しくは、後ほど順序立ててお伝え
しますが、私はこう思うのです。
プレゼンセミナーは、心のやりとり、
絶妙な投げかけにより、「如何に双方向
の信頼環境を早期に構築できるか」
にかかっている、と。
互いの心を調和させ、セミナーの目的を
達成する為には、「3つの心得」を習得
する必要があることを確信しています。
セミナーで契約を獲得することで苦慮して
いる方、あるいは、契約効率を高めたいと
感じている方には、本書をぜひ、一読され
ますことをお勧めします。
本書で学んだ素敵な言葉
理念がプレゼンを成功させる第一歩
人を惹きつける話し方を身に付けたいと感じている方へ
![](https://otaka-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/inspiration-g041640fe0_1280-1024x682.jpg)
プレゼンセミナーを楽しんでいますか?
私は、「ライブセミナー」が、
とても好きです。
初めて出会った方々が、セミナーの進行
と共に徐々に「笑顔」の数が増えていく。
この瞬間がとても嬉しいのです。
プレゼンセミナーの進め方で苦慮されて
いる方は、目的達成の使命感から悩まれ
ている方が多いのだと思います。
私もセミナーを始めた頃はそうでした。
しかし、「心ひとつの置き所」です。
最も伝えたいこと(理念)が定まり、
それが伝わる瞬間を感じられるように
なれば、苦慮が楽しみに変わります。
「ワクワク感」が、湧いてきます。
自分流の講和術を創り上げることが、
なにより大事だと思っています。
時間はかかるかもしれませんが、
セミナー開催の理念と講和術の構築に
挑んでみて頂きたいと思います。
繰り返しになりますが、プレゼン
セミナーは、とても楽しいのです。
本書を片手に常に「最も語りたいこと」を
考え、オンラインセミナーをどんどん開催
されますことをお勧めします。
そして、セミナーは、やはり、
「肌感」が伝わるライブが良いです。
時々、「ライブセミナー」を開催すると
良いですね。
人を惹きつける話し方を実現するジョブズの考え方
![](https://otaka-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/balance-g6e1fd0f2e_1280-1024x512.jpg)
「世界を虜にしたプレゼンを徹底分析」
これが著者が本書に表したかった目的
であると、理解をしています。
そして、そのことは、私にとっても
非常に興味のあるテーマでした。
本書は、著者のこの言葉から始まります。
『私は誰もが、ジョブズのような
プレゼンターになれると断言する』
その言葉は、とても頼もしく、
信じてみようと純粋に心が惹かれ、
本書を手にしてみたくなりました。
当時はプレゼンセミナーを始めたばかり、
「自分流の話し方」を確立したい、その
思いだけで、試行錯誤を続けていました。
待ち合わせまで少し時間があり、
近くの書店に立ち寄った際に、たまたま
本書『スティーブ・ジョブズのプレゼン
術』の表紙の写真が目に留まりました。
『ご縁』でした。
ジョブズのようなカリスマ性のある
プレゼンターになれるわけではないが、
そのスキルは習得可能ということです。
そして、本書を読んで知ったのですが、
ジョブズは、セミナーのリハーサルに多く
の時間と労力を費やしていたのです。
本書には、「3つの教え」があります。
➊意欲、熱意、志、夢、理念、誠意、
これらを全く持っていない人のプレゼンは
ハートがなく、人の心を打つことはない。
❷大病した後、晩年おそらくは死期を悟っ
たであろうジョブズのプレゼンには、
美しく、迫力があり、人の心に残る
素晴らしいものであった。
❸私たちは、志に生きる時、
不思議に人を感動させられるものだ。
あなたは、この「3つの教え」について、
どのような印象を受けましたか?
プレゼンターにとっては、とても
興味深い内容だと思います。
「理念がプレゼンを成功させる第一歩」
であると、著者は分析しています。
全く同感です。
「これだけは絶対に伝えたい!」
この熱い思い、熱量がプレゼン成功の
バロメーターであると思っています。
更に著者は、ジョブズの講和テクニック
について、解説をしています。
主だったものを引用しますが、
プレゼンを動的かつ、感動的に進める
為に大きな効果を発揮するものです。
ジョブズの理念、そして、プレゼン術
を学んで、自分流の納得のいく話し方、
受講者との心の繋がりを深める方法を
究めて頂ければと願っています。
参考として、私が著者の言葉の中で特に
印象に残ったものを引用しておきます。
【引用5選】
❶大きな旗印をかかげて、そのために
プレゼンをするのだと思って下さい。
理念を持っていれば、実はスキルは二の次
なのです。まずは、大きな志を持つことが
プレゼンには欠かせないことです。
❷シナリオ作りに時間をかける。
大切なのは、コンセプト、メッセージ、
そしてどのような流れで話すのかという
ストーリー作りなのです。
❸大人数でも一人ひとりに語りかける。
ジョブズのプレゼンは、対話型であり、
演説型ではありません。
大人数を相手にしても基本は、
「対話している」ように進めています。
目の前の「あなた」一人に語りかけるよう
なスタイルは、ジョブズにおいては顕著に
見られるのです。
❹ポイントは3つで構成して最後に
もう一押しサマリーを入れる。
全体☛詳細の順で進めるとわかりやすく
なるのです。
「今日は3つの点について述べます。
1つ目は・・・、2つ目は・・・、
3つ目は・・・」という流れです。
しかし、これで終わってはなりません。
というのは、聴衆は思いのほか
「忘れる」ものだからです。
そこで、全体の要約を繰り返します。
サマリーを更にもう一回加えるのです。
ジョブズはプレゼンの終わりに、
こう口にしました。
「では、私たちが今日見たことを
もう一度整理してみましょう」
❺双方向で進めていく
ジョブズは、相手に納得してもらう
スピーチをしていきます。
聴衆に納得してもらうために、
あらかじめニーズを探り、
・疑問に答える
・聞きたがっていることを話す
という納得の2大ポイントを
しっかり話すのです。
プレゼンセミナーを成功に導く為の私の考え方と行動
![](https://otaka-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/hands-gdc9b2d9aa_1920-1024x683.jpg)
私は、全国の工務店200社以上に
研修を実施してきました。
それは、工務店経由でマイホーム購入を
考えている方々に、どうしても伝えたい
ことがあったからです。
それは、私自身が経験した家づくりの
2つの失敗とその対策です。
こうした経緯の中で工務店経営者を対象
としたセミナーを開催しています。
セミナー講師として常に心掛けていること
は、インタラクティブな進行です。
そして、受講される工務店経営者には、
私の研修を申し込むかどうかを判断しなが
ら聞いて頂くような工夫もしています。
具体的には、以下の「3つの心得」を意識
しながら、ダイナミックに進めるように
しています。
❶伏線をはる
❷効能をしっかりと述べる
❸誠実に語る
「4要件」を備えた経営者であれば、
セミナー終了後に研修の申込を頂ける
ようになっています。
セミナーのストーリーは、問題解決の為の
「合理的思考」に従って作っています。
「合理的思考」の習得については、
「問題解決の思考術」の著者である
飯久保廣嗣氏に親炙しました。
以上が、私のプレゼンセミナーです。
セミナー開催にあたっては、まずは、理念
をもつこと、そして、しっかりとプレゼン
術を学ぶこと。
本書を通して、その重要性をあらためて
認識できました。
ジョブズのプレゼンセミナーに賭けた思い
は、とてもよく理解できます。
私もセミナー開催前には、進行姿を何度も
シミュレーションし、シナリオを改善して
います。
受講される皆様と一緒に問題を解決し、
その喜びを共有したい、その思いで
セミナーを続けています。
セミナー、特にライブセミナーが
とても好きなのです。
まとめ(セミナーを楽しむ)
今回は、
『スティーブ・ジョブズのプレゼン術』
(松本幸夫著)についてお伝えしました。
![](https://otaka-blog.com/wp-content/uploads/2022/06/motivation-gc952eda57_1920-1024x1024.jpg)
いつの頃からか、プレゼンセミナーを
楽しめるようになりました。
それは、受講者が抱えている問題解決に
役立った喜び、あるいは、本人がまだ
気付いていない嬉しい将来の姿を提案
できたと感じた時からです。
双方の心が通じ合えなければ、問題の
本質は見えません。それが見えれば、
解決策はそう遠くないところで見えて
きます。
早期にそのことを実現するには、
プレゼンセミナーが最も適していると
今は確信しています。
理念を持ち、ストーリーの構築と講和
の技術を磨く、この活動を続けること
がとても楽しいのです。
伝えたい自分の思いがあり、語る環境
があることに感謝をしています。
プレゼンセミナーが思う姿になって
いない方、あるいは、これから始め
る方に、本書はお勧めです。
ぜひ、楽しんでプレゼンセミナーを
どんどん開催して頂くことを願って
います。
ボアソルチ。
株式会社CSI総合研究所
代表取締役 大高英則
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