セミナーを開始し、その5分後には、
受講者の心を惹きつける!
そして、セミナー終了後には契約に至る!
こうした状況を生み出す「講和術」の
研究を続け、実現に至りました。
多くの時間を要しましたが、それを実現ま
で導いてくれたのは、本書「スティーブ・
ジョブズのプレゼン術」と私自身の体験談
(失敗談)でした。
本書から学び、強く心に残ったのは、
プレゼンの基礎をなす「理念」の重要性と
講和の技術(契約へのシナリオ)です。
私にはマイホームの購入を考えている方々
に、どうしても伝えたいことがあります。
それは、私が住宅購入で失敗した2つの
ことを回避してもらいたいという思い
です。(理念)
そのために全国の工務店の方々に、研修と
いう形で内容と対策を学んで頂き、消費者
の方々をサポートして頂いています。
私の失敗は、購入時期が遅かったことと、
相続税のリスクが一番高くなる家の買い方
をしていたことです。
詳細は、ブログ「せきがくの旅」の
2つの投稿をご覧ください。
❷【知って得するお金の話】新築すると
相続税のリスクが高まる?
本書から学んだ講和の技術は、
「心で語ることの重要性」です。
詳しくは、後ほど順序立ててお伝え
しますが、私はこう思うのです。
プレゼンセミナーは、心のやりとり、
絶妙な投げかけにより、「如何に双方向
の信頼環境を早期に構築できるか」
にかかっている、と。
互いの心を調和させ、セミナーの目的を
達成する為には、「3つの心得」を習得
する必要があることを確信しています。
セミナーで契約を獲得することで苦慮して
いる方、あるいは、契約効率を高めたいと
感じている方には、本書をぜひ、一読され
ますことをお勧めします。
本書で学んだ素敵な言葉
理念がプレゼンを成功させる第一歩
人を惹きつける話し方を身に付けたいと感じている方へ
プレゼンセミナーを楽しんでいますか?
私は、「ライブセミナー」が、
とても好きです。
初めて出会った方々が、セミナーの進行
と共に徐々に「笑顔」の数が増えていく。
この瞬間がとても嬉しいのです。
プレゼンセミナーの進め方で苦慮されて
いる方は、目的達成の使命感から悩まれ
ている方が多いのだと思います。
私もセミナーを始めた頃はそうでした。
しかし、「心ひとつの置き所」です。
最も伝えたいこと(理念)が定まり、
それが伝わる瞬間を感じられるように
なれば、苦慮が楽しみに変わります。
「ワクワク感」が、湧いてきます。
自分流の講和術を創り上げることが、
なにより大事だと思っています。
時間はかかるかもしれませんが、
セミナー開催の理念と講和術の構築に
挑んでみて頂きたいと思います。
繰り返しになりますが、プレゼン
セミナーは、とても楽しいのです。
本書を片手に常に「最も語りたいこと」を
考え、オンラインセミナーをどんどん開催
されますことをお勧めします。
そして、セミナーは、やはり、
「肌感」が伝わるライブが良いです。
時々、「ライブセミナー」を開催すると
良いですね。
人を惹きつける話し方を実現するジョブズの考え方
「世界を虜にしたプレゼンを徹底分析」
これが著者が本書に表したかった目的
であると、理解をしています。
そして、そのことは、私にとっても
非常に興味のあるテーマでした。
本書は、著者のこの言葉から始まります。
『私は誰もが、ジョブズのような
プレゼンターになれると断言する』
その言葉は、とても頼もしく、
信じてみようと純粋に心が惹かれ、
本書を手にしてみたくなりました。
当時はプレゼンセミナーを始めたばかり、
「自分流の話し方」を確立したい、その
思いだけで、試行錯誤を続けていました。
待ち合わせまで少し時間があり、
近くの書店に立ち寄った際に、たまたま
本書『スティーブ・ジョブズのプレゼン
術』の表紙の写真が目に留まりました。
『ご縁』でした。
ジョブズのようなカリスマ性のある
プレゼンターになれるわけではないが、
そのスキルは習得可能ということです。
そして、本書を読んで知ったのですが、
ジョブズは、セミナーのリハーサルに多く
の時間と労力を費やしていたのです。
本書には、「3つの教え」があります。
➊意欲、熱意、志、夢、理念、誠意、
これらを全く持っていない人のプレゼンは
ハートがなく、人の心を打つことはない。
❷大病した後、晩年おそらくは死期を悟っ
たであろうジョブズのプレゼンには、
美しく、迫力があり、人の心に残る
素晴らしいものであった。
❸私たちは、志に生きる時、
不思議に人を感動させられるものだ。
あなたは、この「3つの教え」について、
どのような印象を受けましたか?
プレゼンターにとっては、とても
興味深い内容だと思います。
「理念がプレゼンを成功させる第一歩」
であると、著者は分析しています。
全く同感です。
「これだけは絶対に伝えたい!」
この熱い思い、熱量がプレゼン成功の
バロメーターであると思っています。
更に著者は、ジョブズの講和テクニック
について、解説をしています。
主だったものを引用しますが、
プレゼンを動的かつ、感動的に進める
為に大きな効果を発揮するものです。
ジョブズの理念、そして、プレゼン術
を学んで、自分流の納得のいく話し方、
受講者との心の繋がりを深める方法を
究めて頂ければと願っています。
参考として、私が著者の言葉の中で特に
印象に残ったものを引用しておきます。
【引用5選】
❶大きな旗印をかかげて、そのために
プレゼンをするのだと思って下さい。
理念を持っていれば、実はスキルは二の次
なのです。まずは、大きな志を持つことが
プレゼンには欠かせないことです。
❷シナリオ作りに時間をかける。
大切なのは、コンセプト、メッセージ、
そしてどのような流れで話すのかという
ストーリー作りなのです。
❸大人数でも一人ひとりに語りかける。
ジョブズのプレゼンは、対話型であり、
演説型ではありません。
大人数を相手にしても基本は、
「対話している」ように進めています。
目の前の「あなた」一人に語りかけるよう
なスタイルは、ジョブズにおいては顕著に
見られるのです。
❹ポイントは3つで構成して最後に
もう一押しサマリーを入れる。
全体☛詳細の順で進めるとわかりやすく
なるのです。
「今日は3つの点について述べます。
1つ目は・・・、2つ目は・・・、
3つ目は・・・」という流れです。
しかし、これで終わってはなりません。
というのは、聴衆は思いのほか
「忘れる」ものだからです。
そこで、全体の要約を繰り返します。
サマリーを更にもう一回加えるのです。
ジョブズはプレゼンの終わりに、
こう口にしました。
「では、私たちが今日見たことを
もう一度整理してみましょう」
❺双方向で進めていく
ジョブズは、相手に納得してもらう
スピーチをしていきます。
聴衆に納得してもらうために、
あらかじめニーズを探り、
・疑問に答える
・聞きたがっていることを話す
という納得の2大ポイントを
しっかり話すのです。
プレゼンセミナーを成功に導く為の私の考え方と行動
私は、全国の工務店200社以上に
研修を実施してきました。
それは、工務店経由でマイホーム購入を
考えている方々に、どうしても伝えたい
ことがあったからです。
それは、私自身が経験した家づくりの
2つの失敗とその対策です。
こうした経緯の中で工務店経営者を対象
としたセミナーを開催しています。
セミナー講師として常に心掛けていること
は、インタラクティブな進行です。
そして、受講される工務店経営者には、
私の研修を申し込むかどうかを判断しなが
ら聞いて頂くような工夫もしています。
具体的には、以下の「3つの心得」を意識
しながら、ダイナミックに進めるように
しています。
❶伏線をはる
❷効能をしっかりと述べる
❸誠実に語る
「4要件」を備えた経営者であれば、
セミナー終了後に研修の申込を頂ける
ようになっています。
セミナーのストーリーは、問題解決の為の
「合理的思考」に従って作っています。
「合理的思考」の習得については、
「問題解決の思考術」の著者である
飯久保廣嗣氏に親炙しました。
以上が、私のプレゼンセミナーです。
セミナー開催にあたっては、まずは、理念
をもつこと、そして、しっかりとプレゼン
術を学ぶこと。
本書を通して、その重要性をあらためて
認識できました。
ジョブズのプレゼンセミナーに賭けた思い
は、とてもよく理解できます。
私もセミナー開催前には、進行姿を何度も
シミュレーションし、シナリオを改善して
います。
受講される皆様と一緒に問題を解決し、
その喜びを共有したい、その思いで
セミナーを続けています。
セミナー、特にライブセミナーが
とても好きなのです。
まとめ(セミナーを楽しむ)
今回は、
『スティーブ・ジョブズのプレゼン術』
(松本幸夫著)についてお伝えしました。
いつの頃からか、プレゼンセミナーを
楽しめるようになりました。
それは、受講者が抱えている問題解決に
役立った喜び、あるいは、本人がまだ
気付いていない嬉しい将来の姿を提案
できたと感じた時からです。
双方の心が通じ合えなければ、問題の
本質は見えません。それが見えれば、
解決策はそう遠くないところで見えて
きます。
早期にそのことを実現するには、
プレゼンセミナーが最も適していると
今は確信しています。
理念を持ち、ストーリーの構築と講和
の技術を磨く、この活動を続けること
がとても楽しいのです。
伝えたい自分の思いがあり、語る環境
があることに感謝をしています。
プレゼンセミナーが思う姿になって
いない方、あるいは、これから始め
る方に、本書はお勧めです。
ぜひ、楽しんでプレゼンセミナーを
どんどん開催して頂くことを願って
います。
ボアソルチ。
株式会社CSI総合研究所
代表取締役 大高英則
コメント