考える事の本質に迫る『数式なしでわかる物理学入門』

価値創造

『Eureka(エウレカ/わかった)』

アルキメデスはいろいろと考えあぐねた
結果、この気づきの瞬間を迎えました。

私は物理学者ではありませんが、「思考」
と「想像」の日々を送っています。

そして、「創造」に至った瞬間には、
嬉しくて「エウレカ」と、静かに
心の中で叫んでしまいます。

生きる世界は異なっても、自分で
納得のいく状態に仕上げることが
できた瞬間の喜びは同じです。

本書『数式なしでわかる物理学入門』は、
数式を使わないで物理学の本質に迫る
プロセスを知ることが、できるのです。

その解を追求する言葉の連なり、
数式がないままのここまでの理論展開、
その導き方に感動しました。

私は、問題解決と価値創造を生業に
しています。

前者については、
問題解決の思考術の著者である
飯久保廣嗣氏に親炙しんしゃしました。

そして、後者については、
「考え方のコツ」(松浦弥太郎)
私淑し、また

本書「数式なしでわかる物理学入門」
の考え方に大きな影響を受けることに
なりました。

とにかく、数式なしで物理現象を
理解できることが楽しいのです。

そして、数式で表す方が楽なのでしょうが
言葉で丁寧に説明していく、その技術は、
もの創りをする者にとっては、とても
新鮮で価値あるものに思えるのです。

新たな視点で考える技術を身に付けるのに
大変参考になります。

ぜひ一読されますことをお勧めします。

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本書で学んだ素敵な言葉

本質が理解されると、その結果として
新たな多くの疑問が生まれる。

それらを一つづつ解決していくことで、
さらに発展していく。

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物事の本質に迫るスキルを学びたい方へ

物理学といえば、普通は数式の羅列であ
り、その並びがとても高尚で、真実追及
の「鍵」というイメージがあります。

しかし、数式は難解であり、それ故に
物理学から遠ざかってしまう人も多い
のではないでしょうか。

本書において著者は、敢えて数式を使わず
物理現象の解明に挑戦されています。

そして、見事にわかりやすく、本質解明の
技術を公開されています。

物理学を専門にされている方には勿論、
そうではない一般の方々にも、本書で
公開されている物事の本質を追求する
技術は大変勉強になります。

現象を見極め、その原因を究明し、
問題があれば回避策を講じる。

私は、現状把握、原因究明、意思決定、
リスク分析のプロセスを日々繰り返して
います。

そのプロセスは、本書で展開される内容
とよく似ています。

本書にありますが、「本質が理解される
と新たな疑問が生まれる」という言葉は
全くその通りだと思います。

ぜひ、本書で語られる物理現象の解明結果
と、そのプロセスを体感されますことを
お勧めします。

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数式なしで物理学の解説を試みた著者の意思と信念

「物理現象の本質を理解するためには、
観察に基づいてその因果関係を論理的に
説明すればよいのであり、それは、
”数式なし”でも可能である。」

この著者の言葉に惹かれて本書を手に
しました。

「数式なしで、物理現象の本質を理解
できる?」

過去の常識を覆すこの意外性に、
惹かれたのです。

数式が嫌いとか、苦手ということでは
なく、寧ろ好きであり、数式で納得す
る方です。

ここで興味を持ったのは、常識とされる
数式による解明に頼らず数式なしで挑む
その姿に新たな可能性を感じたのです。

ぜひ、その解明のプロセスを知りたい、
そして、今自分の取り組んでいる創造
の場に新たな考え方を取り入れたいと
強く思ったのです。

「人間の心の動きの中には、観察される
物理現象がある種の規則性や法則性を持
っていることを解き明かしてしまう能力
があり、そのうえでその根本的な理由を
求め、本質を理解しようと試みるという
本性があるに違いない」

これは著者が科学者としての長年の経験
から実感していることなのだろうと理解
をしています。

そして、次の言葉が、印象的です。

「ある現象の本質が理解されると、その
結果として、さらに解決されるべき新た
な多くの疑問が生まれてくる。」

最後に著者は、こう結びます。

「物理現象の理解とは、どのようなこと
を指すのであろうか。

それは、ある物理現象を観察したとき、
その背後にある、それを生じるある種の
因果的な関係を暴きだし、そして、その
関係を論理的な整合性を持って説明でき
るということである。」

こうした信念に基づいて、本書
「数式なしでわかる物理学入門」は、
書かれ、多くの人に受け入れられて
いることを知りました。

では、非常に興味のある物理現象の
幾つかについて、数式なしの解説を
引用してみたいと思います。

【引用5選】

(1)自然落下運動

落下の距離が落下した時間の二乗に比例
すること、落下の速度は1秒ごとにほぼ
9.8メートルずつ増加していく。

これは、重力加速度であり、ガリレオに
よって初めて法則化された。

(2)振り子の等時性

振り子に見られるような往復運動の周期は
振れ幅に関係なく一定である。

(3)慣性運動

地球の自転の速度は非常に大きく、毎秒
280メートルあまりもある。

地球はこんなに高速で動いているのに、
どうして身体に感じないのであろうか。

それは、地球の大きさが私たちの感覚
から見てあまりにも大きく周囲にある
すべてのものが同じように動いている
からである。

ニュートンの力学の第一法則の表現を
用いれば「慣性運動」をしているから
ということができる。

(4)遠心力

外から力が加わらなければ、物体の運動の
向きや速さは一定に保たれたままである。

地球は自転軸を中心に回転している。
私たちは地表から飛ばされてしまうと
考えられるがそうはなっていない。

地表に乗っている私たちの運動の向き
を変えるような強制力が働いていると
考えられる。

これが万有引力(重力)であり、その
おかげで、私たちは地上にいつづける
ことができるのである。

このように、重力によって運動の向き
を変えられるという現象を、私たちの
観点からラ見ると、その強制力に抗う
ように慣性運動を続けようとする
「みかけの力」を感じる。

これが「遠心力」である。

(5)アインシュタインの等価原理

E = mc2

物質の質量がすべてエネルギーに変換
できたとすると、質量が1キログラム
の物質では、エネルギーは光の速度の
2乗となる。

物質の消滅によって非常に大きなエネ
ルギーを得られるということがわかる。

この原理を利用しているのが、原子力
発電であり、原子爆弾、水素爆弾なの
である。

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「数式なしの物理学」から得た私の考え方と行動

解決の為に、過去の常識を覆す新たな取り
組みで挑む。

著者のその発想とエネルギーに感化されま
した。

「物理学をはじめとした理科系離れをなく
したい」という著者の強い思いから、この
「数式なしの物理学」が生れたのです。

それを実現させたのは、「物理現象の本質
を理解する為には、観察に基づいてその因
果関係を論理的に説明すれば良いのであり
それは、”数式なし”でも可能であるという
信念があってのことと理解をしています。

実に意外性のある刺激的な発想です。

問題の本質を掴み、根本的な原因を究明
することができたからこそ、この画期的
な対策に至ったのだと思います。

あきらめない姿勢と堅固な信念があれば
こうした取り組みは、可能であることを
確信しました。

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まとめ(考える事の本質に迫る)

今回は、『数式なしでわかる物理学入門』
(桜井邦朋)についてお伝えしました。

ほんのごく限られた数ではありますが、
数式なしで物理現象の本質を楽しく、
学ぶことができました。

そして、本書を手にしたときに感じた
考える事の本質について、理解を深め
ることができました。

こんなふうに。

解決したい強い思い、貴重な経験と感、
堅固な信念があれば、考える事の本質に
迫ることができる。

そして、過去の常識を覆す画期的な
新しい解決策を見いだせる。

私は、こう思うのです。

考えること、発想することは、苦しみを
伴いますが、しかし、閾値を超えた瞬間、
それは、楽しみに変わっていきます。

本書は、この思いを、さらに
確かなものにしてくれました。

あなたもぜひ、一読されますことを
お勧めします。

人生を楽しく生きていきましょう!

ボアソルチ。

株式会社CSI総合研究所
 
代表取締役 大高英則

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