意識改革ハーバード流『Reinventing Yourself』

書評

「内なる自分への旅」

本書を手にした数秒後からずっとこの言葉
の意味が気になっていました。

本書、『ハーバード流自分の潜在能力を
発揮させる技術
(マリオ・アロンソ・
ブッチ)は、

意識を変え、覚悟を決めて努力をすれば、
自分の中に隠れていた価値あるものを見つ
けることができると教えてくれました。

「本当の自分を見つければ、新しい
可能性が生まれる」

本書が示すこの導きとともに、
内なる自分への旅を始めてみませんか。

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意識改革に繋がる素敵な言葉

言葉は、実際に起こったことを変えること
はできなくても、その記憶を変えることが
できる。

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少し、将来に不安を感じるようなら

・将来を考えると不安になる

・食欲がない

・前向きに考えずらくなっている

1つ困ったことが起きると、それまでに
解決できていないことも合わさってきて
心が重くなる。

しかし、冷静に考えてみると2つの不安が
その多くを占めていることに気付きます。

1つは、起きるかどうかわからないこと

そして、もう1つが、自分の力では
どうにもならないこと

そのことを冷静に考えてみることが
大事なのだと思います。

割り切って、前向きに整理をして
自分が対処すべき問題と真摯に
向き合うように心を向ける。

解決の手だては、自分の中にあるのです。

意識を変え、覚悟を決めて努力をした人
だけが、自分の中に隠れている価値ある
ものを見つけ問題を解決していける。

私は、本書からこうした考え方を教え
られたように思います。

本書を読み込むことで、意識変革が起こり
自らの潜在能力を発揮させる技術を身に付
けることができるように思うのです。

著者のこの潜在能力を発揮させる技術に、
導かれてみてはいかがですか?

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脳をフル活用し新しい人生を切り開く著者の考え方

「人生で出会う不安や苦しみの大半は
自分の意識しだいでどうにでもなる」

これは、本書「はじめに」の
結びの言葉である。

生きている限り、不安や苦しみは
いつ起こっても不思議ではない。

困難ではあるが、自分を信じて辛抱強く
努力すれば、解決策は見つかる。

答えは、自分自身の中に。

そう著者は伝えたいのだと、私の中では
理解をしています。

「人生ではさまざまな困難に出会う。
行きづまることもある。


自分には無理だという思いにとら
われてしまうこともあるだろう。」

本書は、著者のこうした言葉の流れ
から始まる。

そして、こんな表現もなされている。

「未来のそれも起こるかどうかわから
ないことのために今苦しんでいるのだ
から、考えてみれば、不安というのは
実に奇妙な心理である。」

冷静に考えてみれば、確かに、
その通りである。

いかに多くの時間をその思考のために
使っていることか。

できることなら、割り切って
効率よく生きていきたいものだ。

しかし、自分を含めた多くの人々が
こうした状態にあるといえる。

では、どうすれば?

著者は、こんなふうに語り始める。

「不安の正体が自分の心の作り出した幻だ
とすれば、自分の限界を設定して問題解決
を阻んでいるのは私たちの心だということ
になる」

「それなら心の働きを知ることが問題解決
の鍵になるはずだ。」

「困難を乗り越えてチャンスをつかみたい
と思うなら、心が設定した限界を知り、
それを超えていかなくてはならない。」

この著者の問いかけは、いかがですか?
私は、大変興味を持ちました。

著者は最後にこう結んでいます。

「意識を変え、覚悟を決めて努力した人
だけが、自身の中に隠れていた価値ある
ものを見つけることができる。」

「困難に立ち向かうためのツールは自分
の中にある。人生で出会う不安や苦しみ
の大半は自分の意識しだいでどうにでも
なる。」

「自分の中には、大きなエネルギーと真
の叡智、穏やかな心と喜び、創造性、愛
があるのだということを実感して頂ける
ことと思う。」

「本書は、内なる自分への旅である。」

この「内なる自分への旅」という言葉、
いいですね。どんどん惹かれて、
読み進めていくことになりました。

ぜひ、みなさんも。
お勧めです!

以下に著者の新しい人生を切り開く言葉の
一部をご紹介します。

ご自身でその意味を考え、自分を見つめ
なおす機会にして頂ければと思います。

【引用5選】

❶「気づきの瞑想」では、いっさいの判断
も分別もしない。

すべてをコントロールしよう、把握しよう
とする癖を捨てて、ただそこに身を置き、
自分自身の可能性や能力を受け入れる。

自分を信じ、心の声とともに歩みながら、
偽りのアイデンティティの殻を破って、
本当の自分を見つけていく。

その先には、視野が開け、ひとまわり大き
くなった自分がいる。

「気づきの瞑想」は、理屈の世界を飛び立
って可能性の世界へと向かう為のひとつの
道なのである。

❷視点を変え、表現の仕方を変えることで
現在からでも過去を変えることができる。

運命を決めるのは過去ではない。今生きて
いる自分自身だ。今の自分が考えて行動し
たことが、自分の行き先を決めるのだ。

❸最高の選択肢は、起こったことを受け入
れ、それをどう活かすかと自問するところ
から見え始める。

受け入れることが行動のきっかけになり、
そこから責任感が生まれ、本当は自分は
何が起こってもきちんと対応できること
がわかってくる。

受け入れは、起こったことに対しては
抵抗しない。ただし、なんら解決に結
びつかない発想に対しては断固として
抵抗する。

❹まず、「自分という存在」があって、
それにあった行動をし、そこから何か
を得るというのが健全な順序のように
思う。

新しい現実を開くための行動は、バラ
ンスのとれた、偽りのない、愛に満ち
た完全な「自分」からしか生れない。

❺思考をストップさせるということは、
聞こえてくる音をすべてシャットアウト
することではなく、ノイズを消すことで
ある。

私たちを攻撃してくる思考の洪水をスト
ップさせて初めて、頭ではなく心の声が
聞こえるようになる。

次に、私が本書で得た気付きと考え、更に
その後の人生において受けた影響について
お伝えします。

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意識改革を試みた結果行きついた私の考えと行動

困難に立ち向かうためのツールは
自分の中にある。

本書を読み終えた私の心に深く残り、
備わったのは、この言葉でした。

自分を深く掘り下げて行った先で
その力を知ることができるのか?

それは、意識改革を試みるきっかけと
なった瞬間でもありました。

外に問題解決の術を求めることは必要
だが、それ以上に、内に、自分の中に
解決の原資を求める必要がある。

それは、もっと自分を信じることでも
ある。

そう教えられたように思います。

「意識を変え、覚悟を決めて努力した人
だけが、自身の中に隠れていた価値ある
ものを見つけることができる。」

著者のこの言葉が、私の背中を力強く
押してくれたように思います。

問題解決に挑む力を与えてくれました。

日々多くの問題が発生し続ける。
それは、高い目標を持つほど増すことに。

解決の術は、自分自身の中にある。
なぜなら、問題の状況を一番把握している
のは、自分自身であるのだから。

覚悟と努力と素直さを強く意識することで
偽りのアイデンティティから脱却し、
新しい世界の扉を開けることができる。

問題解決を繰り返していく中で、この
『新しい人生を切り開く技術』
備わっていくのだと理解をしました。

私にとって問題解決は永遠のテーマです。

随分長い間、解決手法について研究と
実践を繰り返してきました。

問題解決の思考術の著者である
飯久保廣嗣氏に教えを受けた合理的
思考は、解決の手法(技術)として
欠かせないものです。

そして、本書からは、自分の潜在能力を
発揮させて問題解決に活かす技術を学ぶ
ことになりました。

非常に貴重な私淑の時を過ごすことができ
ました。またひとつ上のステージに立てた
ように思います。

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まとめ(新しい人生は自分を信じることから!)

今回は、『ハーバード流自分の潜在能力
を発揮させる技術(Reinventing Your
self)』(マリオ・アロンソ・ブッチ)
についてお伝えしました。

最後にどうしても紹介したい著者の言葉が
2つあります。

本当の自分、現実の世界を知れば、
そこから新しい可能性が生まれ、
新しい現実が構築されていく。

心の声を聞くことで新たな世界に入ること
ができ、そこから思いがけないエネルギー
や知恵、創造性が生まれるのである。

本書は、自分を見つめなおす良い機会を
与えてくれます。

もっと、もっと自分を信じていい、
頼っていい、

そう著者は伝えてくれています。

できれば週末にでも、まとまった時間を
確保して本書と過ごしてみて下さい。
ときどき自分と対話をしながら。

解決のヒントを授かるかもしれません。
それまで気付かなかった頼もしい、
もうひとりの自分から。

ボアソルチ

株式会社CSI総合研究所
 
代表取締役 大高英則

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