幸せの総量を増やす『考える訓練』

書評

『私には夢がある。私の夢は、
世界の幸せの総量を増やすこと。』

これは、本書「考える訓練」の著者伊藤真
が、本書に記している言葉です。

「幸せの総量」、実にいい響きです。

著者は、次のように、深い思いを
綴っています。

『人は、人の幸せに貢献できたときが
一番幸せであると私は考えている。

考える訓練ができる人間が増えれば
増えるほど、私たちは幸せになり、
社会の幸せの総量は増えていくと
私は信じている。』

どうですか?

「幸せの総量」。

とても、いい響きですよね。

人生を包み込むようなこの言葉の響きと、
その影響力の大きさに惹かれました。

「考える訓練」の効果。

体感したくなり、
一気に読み進めることになりました。

・論理的に考える訓練
・論理的に伝える訓練
・考える制度をあげる訓練
・想像力を広げる訓練

これらは、本書の目次にある見出しの
一部です。

いずれも、ぜひ身に付けたいスキルです。

新たな人生のステージを目指すタイミング
で、私淑しておきたい一冊です。

お勧めです!

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本書で学んだ素敵な言葉

ひとつのことに集中して、結論らしいもの
を出してから次に行くのが、考えを深める
意味でも効果的だと考えている。


(本書「考える訓練」より)

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新たな挑戦に情熱を傾けているあなたへ

『新たな挑戦に情熱を傾けるときに
「幸せの総量」が増えていく』

そう、私は感じています。

・人生を幸せに過ごすために
「合理的思考」を多くの人に届けたい!

・心から愛する古代史に思いを馳せ
考察の旅に出たい!

こうした志、あるいは、強い思いを
抱くことが、「幸せの総量」を増やす
ことなのだと感じます。

本書を読み進めることで、その思いの
実現に大きく前進できるように思います。

「実現」に向けては、「思考」と「想像」
が必要で、そこから「創造」と「行動」が
生まれると考えているからです。

本書は、そのためのスキルを
養ってくれます。

大きく飛躍を試みることを意識した人に
ぜひ、一読することをお勧めします。

きっと、考える「精度」を高めることが
できると思います。

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「幸せの総量」を増やすための著者の考え

『私の夢は、世界の幸せの総量を増やす
こと。日本を人権先進国、優しさ先進国、
平和先進国にすること。』

『日本国憲法を伝える伝道師として、講演
・執筆活動を積極的に行いながら、一生涯
をかけて、この夢を叶えていきたい。』

ここに記す言葉は、いづれも著者が綴る
とても熱い思いです。

繰り返しになりますが、
「幸せの総量」
とても、いい響きです。

著者の強い思いに共感します。

私は、著者の次の言葉が印象的で、
今でもしっかりと記憶にあります。

『自分の意思できちんと「考える訓練」を
重ねてきた人は、自分の選択や人生に深く
納得しているし、そこに迷いはない。』

理想的な”姿”であると思います。

著者によって繰り返し語られるこの
「考える訓練」の必要性を強く意識
できます。

著者の思いは、次のように結ばれて
います。

『幸せな未来を求めるためにも、
「考える訓練」が必要なのだ。


私自身も、何としてでも考え、
行動していきたいと思っている。

人が本当に幸せを感じられるのは、
人の幸せに貢献できた時ではない
だろうか。

「考える訓練」ができる人間が増えれば
増えるほど、私たちは幸せになり、社会
の幸せの総量は増えていくと私は信じて
いる。』

感銘的です。

とても強い、使命感と世界の幸福実現に
向けた覚悟を感じます。

では、本書の中で私が特に興味を惹かれた
箇所を引用しておきます。

ぜひ、本書に綴られた考え方を知り、自分
はどう考え、どう行動に活すのかを、ぜひ
考えてみて頂ければと思います。

【引用5選】

❶正解のない世界で生きていく

法律家の「考える」は何かというと、
「未知の問題」に対して「答えをつくり
出す」ことである。

自分で答えをつくり出して、その答えを
事実と論理と言葉で説得するのが法律家
の技術である。

❷論理的に伝える訓練

何が問題なのかを明示し、その問題を解決
するためのルールは何かを示し今回の事件
はどういう事実なのかその事実をルールに
あてはめて、結論を導き出す。

❸考える精度を上げる訓練

ひとつのことに集中して、結論らしいもの
を出してから次に行くのが、考えを深める
意味でも効果的だと考えている。

何事にもつねに好奇心を持ち、
未知の事を楽しむ姿勢があると、
集中力が高まりやすい。

❹考え続けること、考えるのをやめること

どちらを選んでも不安である。
どちらに行けば自分の幸せにつながるかは
誰にもわからない。だとしたら、覚悟を決
めて、先に進むしかない。

❺想像力を広げる訓練

大きな物事を決定したり、優先順位をつけ
たり、誰かを説得したりしなければならな
いとき、時間軸や空間軸を動かしてものを
見てみるといい。

いかにそれまでの自分が、小さな枠の中で
しか考えられていなかったかに気づくだろ
う。

「考える」とは、自分の意志で一定のゴー
ルに向かって思考を積み重ねていくものだ
それは受け身ではなく、自ら前へ進むとい
う主体的な意識作用なのだ。

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「考える訓練」に私淑して私が思うこと

『考えることは、そのまま生きる喜びに
つながっていく。』

『私の夢は、世界の幸せの総量を増やす
こと。』

本書を読み終えて、著者のこの2つの言葉
が、頭と心の中に深く印象付けられたのを
思い出します。

私は、考える行為が常態化されています。
常に考えているように思います。

楽しいこと、辛いことの二種類の考える
行為がある中で、私は前者の比率が高い
のです。

意識的にそうした状況をつくり出している
と表現した方が良いのかもしれません。

目標を明らかにし、実現する為に多くの
ことを考える、それが楽しいのです。

後者についても、粘り強く考えることで
解決に至った時の喜びはとても大きく、
やはり、考えることが好きなのです。

早起きをして、一杯のコーヒーと共に
「考える時間」は、至福の時です。

「考える訓練」によって、「幸せの総量」
が増えていく。

この著者の考えに、深く共感しました。

本書に記された著者の考案による「アイラ
ック(IRAC)は、非常によく研究された
「考え方」であるように感じています。

ぜひ、覚えて、意識して実行して頂ければ
と思いますので、以下に記します。

I:Issue(問題点、課題)
R:Rule(規則)
A:Application(あてはめること)
C:Conclusion(結論)

何が「問題」なのかを明示し、その問題を
解決するための「ルール」は何かを示し、
今回の事件はどういう事実なのかその事実
をルールに「あてはめて」、「結論」を
導き出す。

私の「考え方」の源を成しているのは、
「合理的思考」です。

この考え方が、根幹に根付いています。

しかし、本書に記されている「ARAC」
は新たな考え方として、身に付けたい
と感じています。

IRACと合理的思考をいい形で活用する
ことで、さらに「幸せの総量」が増して
いくと私の中では理解をし、期待をして
います。

ぜひ、自分の頭でしっかりと考えてみて
頂きたいと思います。

まずは、本書をしっかりと
読み込んで下さい。

そして、「なぜ、著者はそのように考えた
のか」、その後で自分ならどうするのかを
深く考え、結論をだして「行動」を起こし
て欲しいと願っています。

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まとめ(「幸せの総量」)

今回は『考える訓練』(伊藤真)について
お伝えしました。

「考える訓練」を続けることで、
「幸せの総量」が増えていく。

実に、いい響きです。

「考える訓練」は、いつでもできます。
考えることで、多くの学びがあります。

「考える訓練」を続けていけば、多くの
人々を幸せにできる、そう自分に言い聞
かせて、この行為を続けています。

考え方は、人それぞれ。

しかし、目的は、ひとつの方向に向いて
いるのです。

それは、「幸せの総量」を増やすこと。

考え方で最も大事なのは、「正しいこと」
をいつも「心の物指し」で計ること。

そして、実践することだと思っています。

新たなことに楽しみながら挑戦することは
とても大事なことだと思います。

ぜひ、本書から学び、自分流の読み方で
私淑し、考える行為を続けて頂きたい、
そのように願っています。

ボアソルチ。

株式会社CSI総合研究所
 代表取締役 大高英則

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